しろくま電力の蓄電所
2025-07-29 14:25:27

しろくま電力が日本全国に系統用蓄電所を開発、福岡県が第一号に

しろくま電力の新たな挑戦



再生可能エネルギーの活用が世界的に進む中、しろくま電力株式会社は、特にグリーン電力の普及に向けて、新たな取り組みを始めています。東京都港区を本拠とするこの企業は、アイ・スクエアド・キャピタル(ISQ)傘下のヘキサ・エネルギーサービスと連携し、日本全国で系統用蓄電所の開発を推進しています。

全国での系統用蓄電所



しろくま電力が進めるのは、全国10カ所に設置される系統用蓄電所のプロジェクトです。この第一号案件は福岡県田川市に位置し、2025年の秋の運転開始を予定しています。このプロジェクトは、ヘキサ・エネルギーサービスが2023年度の長期脱炭素電源オークションで獲得したもので、より効率的で安定したエネルギー供給を目指しています。

蓄電池事業の強化



しろくま電力は、単なる電力提供者ではなく、再生可能エネルギーを主要な電源として、電力の安定供給を確保する役割を担っています。特に、系統用蓄電池事業はその重要な一環であり、土地探しや開発、生産管理、市場運用などを一貫して行う体制が強みとなっています。これによって、実績も積み重ねられています。

現在、しろくま電力は、同様にヘキサ・エネルギーサービスによって取得された9つの案件の開発も進行中で、2028年度中の運転開始を目指しています。

融資の実行



第一号案件に関しては、2025年3月末に三菱UFJ銀行およびソシエテ・ジェネラル銀行とのプロジェクトファイナンスによる融資契約が成立しました。これにより、より堅実な資金計画が可能となり、プロジェクトの進行を加速させる合意が形成されました。しろくま電力も一部の資金を匿名組合出資として提供しています。

企業のビジョン



しろくま電力は、再生可能エネルギーの推進に特化した継続的な取り組みを行っています。その事業内容は、発電、蓄電、売電という三つの電力事業を垂直統合して展開し、さらにはAI技術を活用して、電力の供給計画や管理の最適化を図っています。特に「GreenMap」という自社開発のAIツールは、発電所の適地を解析し、効率的な電力供給に貢献しています。

まとめ



しろくま電力の系統用蓄電所開発は、日本の再生可能エネルギーへの一歩を示すものです。彼らの挑戦がどのように広がっていくのか、目が離せません。今後も、地域に貢献し、持続可能な社会の実現に向けた施策が期待されます。


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会社情報

会社名
しろくま電力株式会社
住所
東京都港区芝大門2-4-6豊国ビル
電話番号
03-6868-5268

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