鏡野町、森林クレジット創出へ
2024-07-05 12:48:30

岡山県鏡野町が森林クレジット創出へ! バイウィルが支援、脱炭素化に向けた取り組み

岡山県鏡野町が森林クレジット創出へ! バイウィルが支援、脱炭素化に向けた取り組み



岡山県鏡野町が、町と森林組合が共同で、森林クレジットの創出に乗り出しました。この取り組みを支援するのは、全国47都道府県のカーボンニュートラル実現を目指す株式会社バイウィルです。バイウィルは、鏡野町と作州かがみの森林組合から森林管理によるCO2吸収量をJ-クレジットとして申請するための手続きを代行し、販売先探しまで一貫して支援します。

鏡野町は、土地の87%が森林という、森林率の高い町です。町と森林組合は、古くから町の人々の暮らしを支える林業の更なる活性化を目指し、二人三脚で森林管理に取り組んでいます。今回の取り組みは、その取り組みの一環として、森林由来のJ-クレジット創出に着手したものです。

J-クレジットとは?



J-クレジットとは、企業や自治体が省エネ設備の導入や再生エネルギーの活用など、脱炭素活動によって得られたCO2などの温室効果ガスの排出削減量や吸収量を「クレジット」として国が認証したものです。発行されたクレジットは他の企業などに売却することができ、購入者はカーボンオフセットに活用できます。

バイウィルの役割



バイウィルは、J-クレジットの創出を支援する専門企業です。鏡野町と森林組合が管理する森林のCO2吸収量をJ-クレジットとして申請するための手続きを代行し、申請費用を負担します。さらに、販売先の探索も代行することで、創出から販売までをトータルで支援します。

鏡野町の脱炭素への取り組み



鏡野町は、2021年の温室効果ガス排出量が基準年度(2013年度)と比較して32.8%減と、脱炭素化に向けた取り組みを積極的に進めています。今回のJ-クレジット創出は、その取り組みをさらに加速させるための重要なステップです。

具体的な取り組み



鏡野町と森林組合が管理する森林の面積は約1,340haで、8年間のCO2吸収量は55,000t-CO2と見込まれています。これを経済価値に換算すると、町全体で5億5,000万円相当になります。

バイウィルは、このプロジェクトを2024年度中に登録することを目指しており、鏡野町のカーボンニュートラル実現に貢献していきます。

今後の展望



今回の取り組みは、地域活性化にも貢献すると期待されています。J-クレジットの創出によって得られた収入は、林業の活性化や、地域住民のための環境保全活動などに活用される予定です。

まとめ



鏡野町の森林クレジット創出は、地域と企業が連携して脱炭素化に取り組む、画期的な事例です。この取り組みが成功すれば、他の地域でも同様の取り組みが広がっていくことが期待されます。


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関連リンク

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