三菱地所レジデンスが伝統工芸を盛り込んだ新分譲マンションプロジェクト始動

伝統工芸を活用した新たな住まいの提案

概要

三菱地所レジデンス株式会社が、新築分譲マンションに日本の伝統工芸を活用したアートを設置する「伝統工芸応援プロジェクト」を始動しました。このプロジェクトは、住まいの品質を向上させることだけでなく、技術や文化の継承を目指した取り組みとして注目を集めています。これにより、マンションの付加価値を高めることを狙っています。

伝統工芸の意義

「一生ものに、住む。」をコアバリューに掲げる三菱地所レジデンスは、良質でかけがえのない住まいを提供しようとしています。日本の伝統工芸は、長い歴史の中で培われた技と知恵の結晶であり、その価値は高いものです。今回のプロジェクトでは、職人たちの手によって作り出されたアートを新築のマンションに取り入れることで、現代的な住まいの中で伝統を感じることができる空間を創出します。

プロジェクトの展開

プロジェクトの初めとして、「ザ・パークハウス王子」と「ザ・パークハウス新宿富久町」の共用部に伝統工芸職人が手がけたアート作品が設置される予定です。

ザ・パークハウス王子

この物件には、薩摩和紙を使用したアートが設置されます。王子は「紙のまち」として知られており、この地域の歴史を踏まえて和紙の利用が決まりました。アートのデザインは、近隣の飛鳥山をテーマにしており、過去の浮世絵の風景や鳥の姿を意識したものとなっています。

ザ・パークハウス新宿富久町

こちらでは曲木彫刻がエントランスアートとして採用され、また南部鉄器の職人による階数表示が各階のエレベーターホールに設置されます。新宿の中心地に位置しながら静けさを享受できるこの物件では、低層住宅らしい雅さを持つことを目指しています。特に、エントランスホールから見る庭に植えられる桜を楽しむことができる仕掛けが施されています。

伝統工芸へのサポート

三菱地所レジデンスの取り組みは、経済産業省や各都道府県の伝統工芸職人たちへの支援が含まれています。このプロジェクトは、職人の技術だけでなく、後継者不足や原材料供給の課題に対する意識を高め、社会全体に伝統の大切さを浸透させていく狙いがあります。今後も続けられる活動として、各地での伝統工芸展示やワークショップの開催が計画されています。

まとめ

三菱地所レジデンスが進める「伝統工芸応援プロジェクト」は、単なるアートの展示に留まらず、技術の継承や文化の発信を通じて、地域に根付いた伝統工芸の価値を再認識する機会を提供しています。住まいという空間が、より豊かで意味のあるものに生まれ変わることを期待したいところです。本プロジェクトに興味を持たれた方は、ぜひ各マンションのモデルルームでこれらのアートを直に体験してみてください。