食べる楽しさを取り戻す!ウェルネスダイニングとBGJ社の提携
ウェルネスダイニング株式会社(本社:東京都墨田区)は、バイテック・グローバル・ジャパン(BGJ社)と提携し、入れ歯を使用する高齢者の「食を楽しむ」新たなプロジェクトを開始しました。この取り組みでは、BGJ社の口腔ケア商品を利用しているお客様に、噛む力や飲み込む能力に合わせた「やわらか宅配食」を提案し、利用者の声を収集・分析していきます。
高齢者の食生活とその悩みとは?
日本では約3,000万人が入れ歯を使用しており、特に高齢者にとって「噛む力」の低下は日常生活に大きな影響を及ぼしています。咀嚼機能が低下することで、「好きなものを食べられない」「食事がストレスになる」といった悩みを抱える方が多いのが現状です。こうした状況に対し、ウェルネスダイニングは積極的に食事の選択肢を広げ、豊かな食体験を提供しようとしています。
異業種連携による新たな食体験
ウェルネスダイニングは、健康を意識した冷凍宅配食の提供を行っています。その中でも「やわらか宅配食」は、噛む力が弱い方のために開発されており、個々の食事ニーズに応じた3段階のやわらかさを選択できるようになっています。一方、その共創パートナーであるBGJ社は、入れ歯に特化した製品開発を行い、“噛む喜び”を取り戻すための様々な製品を展開しています。今回の提携により、両社は高齢者の生活の質(QOL)向上に貢献する新たな価値を提供していくことを目指しています。
利用者の声を反映した製品開発
特に、この共同プロジェクトでは、利用者から寄せられる声を重視します。「柔らかすぎると物足りない」「もう少し噛みごたえが欲しい」といった具体的なフィードバックは、今後の製品改善や新商品の開発に大いに役立てられます。2025年からは「やわらか宅配食の比較セット」を提供し、利用者が自身に合った食事を選べるような仕組みも整えていく予定です。
寄り添うサービスの構築
プロジェクトの本質は、単なる商品提供にとどまりません。「食事」という日常の行為に寄り添い、そこから見える「不自由さ」や「我慢」を解消することが目的です。それによって、高齢者が「食べる楽しさ」を最後まで感じられる日々を提供します。ウェルネスダイニングとBGJ社は、それぞれの領域から互いに補完し合いながら、食と口腔ケアの新しい未来を切り開いていきます。
まとめ
高齢者が、美味しく安心して食事を楽しめる社会の実現を目指し、ウェルネスダイニングとBGJ社の協業がスタートしました。「入れ歯でも、美味しく食べられる」が、すべての人にとって当たり前のこととなるよう、両社は今後も力を合わせて取り組んでいきます。私たちの目指す「食べる楽しさ」の追求が、世代を超えて広がることを期待しています。