Ubieの生成AI活用事例がGoogleで発表される
2025年3月18日、アメリカで開催されたGoogleのグローバルヘルスケアイベント「The Check Up with Google 2025」において、Ubie株式会社の生成AIプロダクトマネージャーである原瀬氏が医療現場における生成AIの利用事例について発表しました。このイベントは、Googleの健康管理部門によって主催され、最新の研究や技術革新、パートナーシップ、新しい製品について紹介される年次イベントです。
イベントの概要
「The Check Up with Google 2025」では、Google 健康管理部の最高責任者、Karen DeSalvo 博士をはじめとする様々なチームが、AIの力がどのようにヘルスケア分野で変革をもたらすかに関する発表を行いました。医療現場における生成AIの活用は、業務効率の向上や、医療の質の向上に寄与すると期待されています。
Ubieの取り組み
Ubieは、医療の効率化を進めるためにAIを活用し、医師とエンジニアが2017年に創業したヘルステック企業です。発表の中で原瀬氏は、具体的な医療機関での成果を示しました。その一つが、石川県の恵寿総合病院における看護師の退院サマリ作成時間が42.5%削減されたことです。また、福岡県の九州大学病院では、入院に際するサマリー作成の効率が54%向上したという結果も報告されました。これらの成果は、生成AIが医療現場にもたらす実質的な効果を示しています。
生成AIの意義と今後の期待
生成AIは、文章作成の自動化や情報整理の効率化に寄与する技術として注目されています。医療分野では、特に文書作成の負担軽減が求められており、Ubieの取り組みはその一翼を担っています。効率化が進むことで、医療従事者はより多くの時間を患者へのケアに費やすことができ、結果として医療の質が向上することが期待されます。
公式情報の確認
今回の発表内容についての詳細は、Googleの公式ブログでも確認可能です。他にもAIに関する研究や新製品の情報が掲載されており、今後の医療技術の進展に興味がある方はぜひチェックしてみてください。
Google公式ブログ
Ubie会社概要
Ubie株式会社は、「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに掲げ、AIをコア技術として、様々な医療支援サービスを提供しています。詳細な会社情報は公式ウェブサイトで確認できます。
- - 設立: 2017年5月
- - 代表者: 共同代表取締役 医師 阿部 吉倫、久保 恒太
- - 所在地: 東京都中央区日本橋本町三丁目8番4号 日本橋ライフサイエンスビルディング4 5F
- - 公式サイト: Ubie