2025年上期のインターネット利用環境に関する調査結果
LINEヤフー株式会社が実施した定点調査によると、2025年の上期におけるインターネット利用環境の現状が明らかになりました。調査は2016年から始まり、スマートフォンを中心としたインターネット利用についての動向を定期的に追っています。
調査の概要
調査の対象は15歳から79歳の男女で、全国各地から1,192サンプルを抽出しました。調査は調査員による個別訪問留置形式を用いて実施され、2025年4月に行われました。
インターネット利用状況
調査結果によれば、15〜79歳全体のインターネット利用者のうち、53%が「スマートフォンのみ」で利用していることが分かりました。この数字は前回調査同様の結果で、依然としてスマートフォンの利用が主流であることが示されています。いわゆる「PC」の利用者は39%で、「スマホとPC」を併用している人は38%でした。
年齢層別のスマートフォン利用
10〜50代の層に目を向けると、スマートフォンを利用する人は95%以上という高い水準を保っています。特に注目すべきは60代以上のシニア層で、ここ数年で増加傾向にあることが見て取れます。特に70代においては伸び率が顕著です。
女性においては、「スマートフォンのみ」利用者の割合が60%を超えるなど、インターネット利用における性差も見られます。一方、男性に関しては、スマートフォンとPCの併用割合に大きな差はありません。
直近3年間の推移
直近3年間を振り返ると、「スマートフォンのみ」利用者と「スマートフォンとPC」併用者の割合はほぼ変わらず、安定したラインを維持しています。社会全体でのインターネット利用は常にスマートフォン中心の流れにあります。
まとめ
LINEヤフーは今後も定期的にインターネット利用に関する調査を行い、デジタル環境の変化に対応していく方針です。スマートフォンの普及に伴う通信生活スタイルの変化は、今後も注目されるテーマとなるでしょう。これらのデータは、サービス提供者がユーザーのニーズを理解し、より良いサービスを展開するための重要な基盤を示しています。