エストニアから学ぶ
2024-09-25 15:07:56

成蹊大学が開催する講演会: 日本が学ぶエストニアの電子国家

2024年10月15日、成蹊大学にて「電子国家エストニア:日本が学べること」と題した講演会が行われます。この講演は、エストニアの先進的なデジタル社会の実情と、それが日本にとってどういう意味を持つのかを探る貴重な機会です。

エストニアは、バルト三国の中でも最北に位置し、バルト海に面しています。国土面積はわずか4.5万㎢と、日本の約9分の1の広さでありながら、人口は約133万人と小さな国ですが、世界的に注目される「電子国家」として知られています。この小国の魅力は何でしょうか。最も大きな特徴は、ほとんどすべての行政手続きをオンラインで完了できるシステムを確立している点です。また、投票においてもデジタル技術が駆使されており、国民はテクノロジーを利用して日常生活や政治参加を行っています。このような先進的な社会を実現した背景には、政府の強い意欲と国民の理解があると言われています。

この講演では、エストニアに精通した専門家たちが登壇します。日本エストニア友好協会の理事である曽根原千夏氏、元在エストニア日本国特命全権大使の北岡元氏、そしてスタートアップ起業家で元エストニア経済通信省局次長のラウル・アリキヴィ氏が登壇し、エストニアのデジタル化の取り組みや、どのようにして社会全体がこれを受け入れ、発展してきたのかを語ります。司会には、成蹊大学法学部教授でありSociety 5.0研究所の所員でもある羽賀由利子氏が務めます。

この講演会には、どなたでも参加可能です。成蹊大学内での開催で、申し込みは不要です。直接会場へお越しください。

社会の進展が求められる中で、今後の日本にとって何が重要かを考える良いチャンスになるでしょう。また、日本の社会がどのようにデジタル化を進めるべきか、エストニアの成功をもとに学ぶことができる少ない機会です。皆さんのご参加をお待ちしております。

「Society 5.0」とは、サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させることで、経済の発展と社会的課題の解決を両立させる、新しい人間中心の社会のことを指します。この理念を基にした研究は、エストニアの事例を通じて更に深まることでしょう。

成蹊大学のSociety 5.0研究所は、2020年に設立され、産官学のリーダーたちが協力してこの理念を実現するための研究や人材育成を行っています。技術や倫理的課題に関する研究だけでなく、さまざまな機関との連携や教育活動を通じて、Future Societyを構築するための努力が続けられています。今回の講演も、そんな取り組みの一環として位置付けられています。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。詳細は成蹊大学の公式ウェブサイトをご覧ください。


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