カラブリアのワイナリー「イッポーリト」が受賞の快挙！歴史と品質が証明されたワインたち

イタリア・カラブリア州の誇るワイナリー、イッポーリト

カラブリア州はイタリアの南端に位置し、美しい自然や歴史的な背景を持つ魅力的な地域です。そのカラブリア州最古のワイナリーである「イッポーリト」が、国内外のワインアワードで多くの栄誉を獲得しました。特に、イタリアにおけるワイン評価誌やコンペティションからの評価は、品質の証明であり、ワイン愛好家たちにとって注目すべきニュースです。

このワイナリーは1845年に創業し、現在まで一族によって運営されています。イッポーリトでは、土着の品種であるガリオッポやグレコ・ビアンコを用いて、高品質でエレガントなワインの生産に力を入れています。特にその醸造過程においては、全ての工程が一族の手によって管理され、伝統と革新を融合させたワイン造りが行われています。

特徴的な受賞歴

最近、イッポーリトは以下のような受賞歴をいくつか誇っています。

- Gambero Rosso 2026において、「マーレ・キアーロ・チロ・ビアンコ 2024」がトレ・ビッキエーリとSpecial Award “Best Italian Value”を獲得し、イタリア国内で最高のコストパフォーマンスのあるワインとして評価されました。

- Robert Parker – Wine Advocateからは、「コッリ・デル・マンクーゾ・チロ・リゼルヴァ 2021」には91点、さらに「160（チェントセッサンタ）アンニ 2021」が90点を受賞。これらの高得点は、イッポーリトのワインが国際的に通用するクオリティであることを示しています。

- Vinibuoni d’Italia 2026では、「160（チェントセッサンタ）アンニ 2022」が最高評価のCoronaを受賞しました。これは720本の中から厳選される非常に名誉な賞で、他のワインと一線を画す存在であることが証明されました。

麗しきワインたち

受賞したワインのいくつかを紹介します。

- マーレ・キアーロ・チロ・ビアンコ 2024

このワインは輝く麦わら色で、熟したトロピカルフルーツや白い花の香りが感じられる、フレッシュでミネラル感溢れる一品です。

- 160（チェントセッサンタ）アンニ 2021/2022

イッポーリト社の160年記念に造られたこのワインは、スミレやレーズン、甘いスパイスの香りが特徴的で、バランスの取れた円やかな味わいが楽しめます。

- コッリ・デル・マンクーゾ・チロ・リゼルヴァ 2021

野生のチェリーやプラム、香りのエレガンスが際立つワインで、豊潤な味わいが長く続きます。これらの特長から、イッポーリトはワイン業界において確固たる地位を築くことに成功しています。

イッポーリトの革新と歴史

イッポーリトは、その魅力的なワインの背景には、5世代にわたる家族の情熱があることを忘れてはなりません。彼らはカラブリアの土壌を愛し、伝統的な品種の復活に寄与しながらも、最新の醸造技術を取り入れて地域に根ざしたワインを生み出す努力を続けています。

さらに、日欧商事株式会社がイッポーリトを日本に紹介し、イタリアの美味しいワインを広める活動を行っていることも重要です。今後も彼らの進化と挑戦を見守っていきたいと思います。