フィリピン人スタッフの離職率が改善!
株式会社ピナイ・インターナショナルが運営する「ピナイ家事代行サービス」は、2024年から2025年にかけて、フィリピン人スタッフの離職率を2年前と比較し、14%も改善しました。この改善は、専門チーム「Performance Improvement Team(PIT)」による包括的なサポート体制によるものです。外国人労働者の定着は現在、重要な社会的課題となっており、特に日本においては外国人労働者が約182万人に達し、彼らの離職率は44.5%という高い数値が報告されています。また、入社1年以内に退職する外国籍人材も28%に上ります。これに対処するためには、就労環境の改善が求められています。
PITの取り組みと成果
当社は2017年よりフィリピン人スタッフの受け入れを開始し、その後、2019年にはPITを設立。英語やタガログ語でピナイスタッフを支援する専門チームが、工作や生活全般にわたってさまざまな支援を行っています。その結果として、離職率の改善が実現しました。
働きやすい環境作り
ピナイ家事代行サービスは、以下の取り組みを通じて、働きやすい就労環境を整えています。
- - 徹底した研修制度:フィリピンで500時間、日本で160時間にわたる独自の研修を行い、家事スキルやマナー、日本語をしっかりと学ぶことで、高品質なサービスを提供しています。
- - 安心できる待遇:全てのスタッフを正社員として雇用し、週休二日制、残業なしといった労働条件を整えています。さらに、当社で17棟のシェアハウスを提供し、スタッフ同士での生活環境をサポートしています。
PITによる包括的サポート
PITは、ピナイスタッフの努力を見える形で評価する制度を導入しています。半年ごとに「無遅刻・無欠勤」を達成したスタッフへ表彰と「皆勤ポイント」を付与し、このポイントは次期の昇給に反映されます。
また、定期的なコミュニケーションを取るために、個人面談や食事会を開催し、LINEグループやFacebookグループを活用して業務や生活に関する相談ができる体制を整えています。さらに、住環境や医療面でのサポートを強化し、スタッフが安心して生活できる環境を提供しています。
今後の展望
株式会社ピナイ・インターナショナルの茂木哲也代表取締役は、「現在の日本は家庭を支える手が不足しており、外国籍人材の力が不可欠です。私たちはフィリピン人スタッフが安心して長期的に日本で働ける環境を目指し、今後も成長を続けていきたい」と述べています。
ピナイ家事代行サービスは、日本初のフィリピン人専用の家事代行サービスであり、依頼者の生活をより豊かにし、笑顔あふれる家庭を実現することを目指しています。具体的には、日常的な掃除や洗濯はもちろん、その枠を超えたサービスとして、子供の送迎や英会話での学びの場も提供しており、フィリピン人スタッフの特性を活かした高品質なサービスを展開しています。
会社概要
株式会社ピナイ・インターナショナルは、フィリピン人の母国語「ピナイ」を冠した家事代行サービスを展開。東京都港区を拠点に、特区内でのサービス提供を行っています。これからも、更なるサービスの向上に努め、地域の家庭に貢献していく方針です。