音楽で認知症予防
2021-12-07 12:24:44

音楽で認知症予防!新Webサービスと書籍発表

音楽で認知症予防を実現!



2021年12月7日、一般社団法人 日本パーソナルソング・メソッド協会が発表したのは、誰もが簡単に利用できる認知症予防のためのWebサービス「PSMナビ」と、その実践書籍です。この取り組みは、懐かしい音楽や映像を通じて誕生した「パーソナルソング・メソッド(PSM)」を基にしており、高齢者の記憶喚起や認知症の予防を目指しています。

PSMナビの概要



「PSMナビ」は、パソコンやタブレットを使って手軽に利用できるサービスで、高齢者が個別に体験できる懐かしい音楽や映画、写真を自動で選び出す機能を持っています。このサービスを通じて、介護士や看護師は高齢者と共にその楽曲にまつわる思い出や時代背景を話し合いながら、スムーズにコミュニケーションを図ることができます。また、PSMを通じて過去の音楽が持つ力を引き出し、記憶の活性化を図ろうというのが主な目的です。

書籍の内容



津森修二理事が執筆した書籍「聴くだけで記憶が鮮明に蘇るパーソナルソング」では、PSMの理論や実践方法をわかりやすく説明しています。特に、高齢者が若い頃に聴いていた曲を通して、一人一人の記憶を蘇らせる手法が非常に注目されています。この書籍には、90~60代に合わせた当時のヒット曲を集めたCDもついており、その楽曲を実際に聴きながら記憶のとり戻しを実践することができます。さらに、昭和時代の流行を振り返る年表も付属しており、音楽の持つ魅力が楽しく学べる内容となっています。

活用の実績



一般社団法人 日本パーソナルソング・メソッド協会は2017年より活動を開始し、医療機関や高齢者施設などでPSMを実施。これまでの実績として、400人以上の高齢者がこのメソッドで認知症予防に成功し、好評を博してきた経緯があります。特に、音楽が記憶に与える効果について医療界でも高く評価されています。

また、協会は自治体との連携にも積極的で、川崎市や逗子市と協力してPSM講座を提供。さらには内閣府のスーパーシティ構想にも参加しており、認知症予防における重要な役割を担っています。

結果を求めて



本協会代表の津森和美さんの言葉を借りると、PSMナビや書籍を通じて、より多くの方々に認知症予防を身近に感じてもらい、実践してもらえることを願っています。来るべき人生100年時代において、認知症関連の課題を解決する糸口となることが期待されます。

音楽の力を借りて、認知症予防の一助となる「PSMナビ」と書籍をぜひ利用してみてはいかがでしょうか。音楽が持つ懐かしさと共に、忘れかけていた大切な記憶を呼び戻すきっかけになることでしょう。

会社情報

会社名
一般社団法人日本パーソナルソング・メソッド協会
住所
鳥取県鳥取市鹿野町今市131番地44
電話番号

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