アスタミューゼが発表した「ネイチャーポジティブレポート」とは
アスタミューゼ株式会社が発刊した「ネイチャーポジティブレポート」は、企業が自然資本と生物多様性の回復を図るための網羅的な分析を提供します。このレポートは、TNFDによって定義された5つのインパクトドライバーを基に、各種技術の社会実装時期を明らかにしています。
TNFDの5大インパクトドライバー
TNFD、つまり自然関連財務情報開示タスクフォースが特定している5つのインパクトドライバーは以下の通りです。
1.
気候変動
2.
陸・淡水・海洋
3.
汚染
4.
資源利用
5.
侵略的外来種
アスタミューゼはこれらのドライバーに基づいて広範囲なデータを分析し、どの技術がどの時期に、どの領域で実装されるのかを可視化しています。これにより、企業は自社のサステナビリティ戦略をより効果的に構築することが可能になります。
スポーツとサステナビリティの交点
特に、2023年にはTNFDが企業に対し、自然関連リスクと機会の把握、及び「ネイチャーポジティブ」の影響についての開示を求めています。これは特に欧州連合(EU)での開示義務の強化を受けて、日本企業でも大きな影響を与えることが予想されています。
日本企業への影響
1.
EUに子会社を持つ企業
これらの企業は直接的な開示義務が発生します。
2.
EU企業と取引している企業
サプライチェーンの関係から、環境データの提供を求められる可能性があります。
3.
大規模な日本企業
EUで一定規模以上の売上がある企業は、2028年度以降に開示義務の対象となります。
4.
投資家の要求
グローバル投資家が高水準な情報開示を求める傾向が強まっています。
これらに対処するためには、特に大規模企業やEUとの関係が深い企業は、すぐに実践的な対応を整える必要があります。具体的な技術や施策についてはまだ不明確な点も多く、今後の議論が求められます。
技術の評価と分類
アスタミューゼではネイチャーポジティブ関連の技術を、「狭義のポジティブ」、「広義のポジティブ」、およびモニタリング技術の3つに分類しています。これにより、企業は自社技術の貢献を明確にし、新規事業の方向性を見出す手助けになります。
レポートの活用価値
「ネイチャーポジティブレポート」は、サステナビリティ戦略の支援だけでなく、研究や投資計画の策定、TNFD/CSRDへの対応にも役立ちます。また、社内での研修や資料としても利用可能です。
さらに、アスタミューゼは個々の企業へのマッチング分析や技術の長期ロードマップ構築など、各種カスタマイズ支援も行っています。
ウェビナーの開催
アスタミューゼでは、「ネイチャーポジティブ時代に向けた企業戦略」というウェビナーを再開催中です。無料のこのウェビナーは、業種や職種に関わらず、ネイチャーポジティブと自社ビジネスとの関係を探求する良い機会となります。
このように、自然関連技術に対する理解を深めるため、アスタミューゼはさまざまな情報提供やサポートを行っています。レポートやウェビナーを通じて、是非とも皆さんも積極的に参加されることをおすすめします。