岡山大学の新たな挑戦
2024-11-07 12:08:18

岡山大学の仁科教授がCRESTに採択、未利用有機物を活用した持続可能な素材の研究へ

岡山大学、持続可能な素材の革新に挑む



岡山大学高等先鋭研究院の異分野基礎科学研究所に勤務する仁科勇太教授が、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「2024年度 戦略的創造研究推進事業(CREST)」に採択されました。今回、仁科教授が提示した研究題目は、未利用の有機物を活用した「炭素化」に関するものであり、資源循環の新たな可能性を探る試みです。

研究の概要


採択された研究課題は「未利用有機物の“炭素化” 資源循環のためのマルチナリーカーボンの創出」と名付けられています。このプロジェクトは、環境問題と資源問題に対処するため、持続可能な材料の創造とその循環プロセスを融合させることを目指しています。仁科教授の研究チームは、低温、高温、触媒を利用した多様な炭素化手法を駆使し、新素材「マルチナリーカーボン」を生み出す計画です。

産官学の連携


本研究は岡山大学だけでなく、産業技術総合研究所、東北大学、大阪大学との共同研究に基づいて進められます。これにより、分子レベルでのメカニズム解明や、炭素の構造と機能を高精度に分析し、マルチナリーカーボンの実用化に向けての研究が加速します。また、この研究は2024年10月から始まり、5年半にわたって進行する予定です。

環境への影響


仁科教授の研究は、未利用の有機物を新しい資源とみなす観点から出発しており、持続可能な資源循環型社会の実現に貢献すると期待されています。炭素化プロセスは、資源の利用効率を高めることに寄与し、廃棄物の削減と環境保全につながるでしょう。

研究の意義


この取り組みは、単に新しい素材をつくるだけでなく、未来の資源問題を解決するための基礎理論を構築し、その成果を国際的に発信することを目指しています。岡山大学は、地域中核・特色ある研究大学としての役割を果たし、地球規模の問題解決に寄与することを目指しています。この研究によって、持続可能な社会を実現するための道筋が切り開かれることを期待しましょう。

岡山大学の仁科教授の挑戦がどのように進展していくのか、今後の動向が楽しみです。地域の皆さまや研究者の方々からの支援を受けて、新たな知識と技術の創出が進むことを心より願っています。


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会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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