株式会社YE DIGITAL、全社に向けた生成AIの展開を加速
デジタル技術を駆使し、顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)をサポートする株式会社YE DIGITAL(本社:北九州市小倉北区、代表取締役社長:玉井裕治)は、内部で活用してきた生成AIを基盤にしたソフトウェア開発支援環境「AI-ChatBuddy」を全社的に導入することを決定しました。この取り組みは、生産性の向上뿐でなく、顧客対応品質の急速な向上も目指しています。
ソフトウェア開発の新たな支援基盤「AI-ChatBuddy」
YE DIGITALは、社内で長年蓄積してきた生成AIに関する知見を体系化し、この新しい開発環境を構築しました。「AI-ChatBuddy」では、以下のような活用ノウハウが搭載されています。
- - 生成AIが理解しやすい形でのナレッジ提供:生成AI活用に適した情報提供が可能です。
- - 業務適用ノウハウ:システム開発の効率化や、コールセンター業務の向上に使われる知見が活かされています。
- - ユーザビリティの向上:業務で使用しているドキュメントをそのまま生成AIに読み込ませることができ、スムーズな操作が可能です。
このように、「AI-ChatBuddy」は、生成AIを用いた業務の効率化を実現するための革新的なツールとなっています。
先行導入による成果
すでに一部の導入企業では、先行して「AI-ChatBuddy」が試用され、明確な成果が確認されています。例えば、システム開発工数を20%以上削減することができたほか、実際の英文ドキュメントの理解を助けるなど、プログラミングにおいても大きな改善が見られました。また、コールセンター業務においては、ドキュメントを「あいまい検索」を用いたことで、応対時間の短縮と回答精度の向上も実現しています。
独自の技術に支えられた「AI-ChatBuddy」の特長
1.
AI-OCR技術の搭載
仕様書などに記載された図の内容を識別し、業務に役立てるためのOCR機能を強化。これにより、業務効率と精度が大幅に向上しました。
2.
RAG(Retrieval-Augmented Generation)の採用
社内の文書や規定に基づいた正確な情報提供が可能になります。従来の生成AIに多かった回答の精度への懸念も、RAGを活用することで解消されました。
YE DIGITALの今後の展開
YE DIGITALでは、2023年3月から社内で生成AIの取り組みを始め、同年10月にはコールセンター業務への導入を行いました。また、2024年8月からは、全社的な活用を推進するための勉強会の実施も検討しており、所有する技術を生かして生成AIを業務に活用する方法を広めていきます。
同社は生成AIの業務利用を厳格に管理する方針を持ち、安全な開発環境の確保に努めています。また、今後外販を計画しており、お客様のニーズに特化した生成AIの将来的な提供も視野に入れています。
株式会社YE DIGITALは、生成AI技術を駆使して効率的なビジネスソリューションを提供し、その成長戦略を加速させる取り組みを進めていくでしょう。