高齢社会を支える新しい食の提案｜ウェルネスダイニング代表が語るフレイル予防

高齢社会を支える新しい食の提案

2025年5月29日、産官学連携による「フレイル対策コンソーシアム」が主催するウェビナーが開催される。このイベントでは、認知症予防などの最新医学や、ライフラインデータを使用したMCI（軽度認知障害）検知の取り組みが紹介される予定で、ウェルネスダイニング株式会社の代表・中本が登壇し、フレイル予防のための食の重要性について語る。

フレイルとは？

フレイルとは、加齢に伴い心身の活力が低下する状態を指し、高齢者の自立した生活を脅かす重要なリスクとなっている。特に日本では、少子高齢化が進む中で、フレイルへの対処が急務とされている。初期段階では気づきにくいが、予防や改善の可能性が大きいことから、早期発見・早期対応が求められる。

フレイル対策は、医療費や介護費の抑制、地域での自立した暮らしの支援など、さまざまな方面に影響を及ぼす社会課題の解決に繋がる。フレイル対策コンソーシアムは、自治体や大学、企業が協力して、新たな取り組みや研究成果を発信する場として着目されている。

中本代表の登壇

中本代表は、ウェビナーのパネルディスカッション「ウェルネス領域における新規事業の創出」に参加する予定。ウェルネスダイニングは、特にフレイル予防に特化した冷凍宅配食を全国に提供している。これまでに2500万食以上を提供し、栄養バランスに配慮した美味しい食事を作り出すことに取り組んでいる。

今回のディスカッションでは、フレイル予防を意識した、持続可能で楽しめる食事の開発について話される。中本は、制限食に対する偏見をなくし、味わいと栄養の両立を図ることで、人生を前向きにするための食事体験を提供することを目指している。行政施策や研究だけでは得られない、生活者の視点を持った事例紹介も行われる予定だ。

フレイル対策と地域連携の重要性

ウェルネスダイニングは、地域と密接に結びついた活動を展開し、民間企業が地域のニーズに応える形でフレイル対策に貢献していく姿勢を大切にしている。中本は、「地域と企業、研究機関の連携が持続可能な高齢社会の実現に不可欠」という考えを基に、これからのフレイル対策のあり方を模索していくことを約束している。

このウェビナーを通じて、中本が参加者に伝えたいメッセージは、フレイル対策は単なる医療や介護に留まらず、“食”を通じた予防の重要性である。食事そのものが人々の生活の質に大きな影響を与えることを多くの人に理解してもらい、フレイル予防の意識を広めていくことが新たな連携の基盤となることを期待している。

ウェルネスダイニングの使命

ウェルネスダイニングは、「からだ想い、家族想いのあったか健康応援団」という企業理念のもと、食事制限の必要な方々に寄り添ったサービスを提供している。社内には管理栄養士がおり、健康な食生活をサポートするための様々なアプローチを展開。冷凍宅配食はもちろん、普段の食事に関する相談を積極的に受け付け、より豊かな食生活の実現を目指している。

2025年5月29日のウェビナーを通じて、多くの参加者にフレイル予防の意義を伝えるとともに、今後の連携強化の契機となることを願っている。ウェルネスダイニングは、単なる食品提供企業でなく、健康を支えるライフスタイルの伴走者として、地域に根ざした活動を続けていく。