地域医療の未来を見据えたオンライン診療の実践事例
株式会社ジェイエムインテグラルが、2025年10月24日と25日の2日間、長崎県長崎市で開催された「第29回日本遠隔医療学会」において、オンライン診療を駆使した地域医療のデジタルトランスフォーメーション(DX)に関する実践事例を発表しました。この学会は、全国の医療機関や自治体、企業、研究機関が一堂に会し、遠隔医療の可能性について議論を交わす場となりました。
登壇の内容
この学会では、特に「人口減少社会における遠隔医療の社会実装」というテーマの下、参加者たちは最新の知見や課題解決策について活発に意見を交わしました。弊社の役員田村健蔵は、初日に参加し、地域医療の向上に向けたオンライン診療の適正利用法について詳しく語りました。
田村氏が発表したのは、「地域医療体制の補完を目指したオンライン診療の適正活用と連携構築」と「ふるさとの医療をオンライン診療で支える」という2つのテーマです。これにより、地域に根付く医療の在り方を探る重要な一歩を踏み出しました。
さらに、防府市休日診療所におけるオンライン診療の先進的な取り組みについては、防府医師会の山本一成様によって発表が行われ、今後のモデルケースとして注目を集めました。これらの発表は、地域医療を支えるための具体的なソリューションを示しており、他の地域にも影響を与える可能性を秘めています。
シンポジウムの意義
本学会の中で行われた専門セッションは、遠隔医療が直面する課題や未来像を描く貴重な機会となりました。特に、血友病のような専門的な疾病に対するオンライン診療の適用や、初期救急領域における取り組みについては、地域医療関係者間での知見の共有が進みました。このような知識の交換は、地域間の医療格差を解消する重要な鍵となるでしょう。
今後の展望
ジェイエムインテグラルとしては、各地域における特性を踏まえた診療フローの設計と、それに続く支援を通じて、全国の医療機関との連携を強化していく方針です。田村健蔵は、直に地域で踏み出した事例を通じて、オンライン診療の具体的な運用知識を全国に広めていく意義を強く感じています。彼は、参加し質問を投げかけた多くの医療関係者との議論を通じて、さらなる情報の深化を実感したとコメントしました。
オンライン診療が地域医療に根付くためには、地域特有のニーズを反映した支援が不可欠であると考えています。これからも、地域社会に密着した医療体制の構築を目指し、医療機関や関係者との協力を更に深めていく予定です。
株式会社ジェイエムインテグラルについて
当社は、東京都港区に本社を構え、自治体向けの医療関連サービスを提供する企業です。新型コロナウイルスが蔓延する中で設立された私たちは、地域医療のIT化や人材確保の支援を行っており、特に山口県における多様な取り組みが評価されています。これからも地域医療の改革を進めてまいります。
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