新たなアパレル買取サービス「judgee」のご紹介
日本のリユース市場は、1,500億円を超える規模を誇り、数多くの買取店舗が存在します。しかし、これらの店舗では現在、仕分け作業や値付けのプロセスがほとんどすべて目視で行われており、従業員の経験や知識に依存しています。そのため、多種多様なブランドや製品が混在する中で、正確かつ迅速に商品を評価することが難しいのが現状です。
この市場のニーズに応え、株式会社エバーキューは新しいAIベースのサービス「judgee」を開発しました。これは、買取った衣類や靴、バッグなどの写真を登録することで、AIが自動的にブランド名、商品形状、色、カテゴリー、さらには2次流通価格を判断するというものです。このサービスがあれば、従来の手動での仕分けや値付けが大幅に効率化され、業務プロセスが一新されるのです。
効率化された仕分けと値付け
従来の仕分け作業は、商品を扱う従業員が自らの知識や経験に基づいて行うため、負担が大きく、時間もかかります。しかし、judgeeを利用すれば、AIが瞬時に解析を行い、形状や素材に基づいて商品の価値を把握します。これにより、多くの時間をプロセス全体にかけることがなくなり、従業員は他の業務に集中することができます。
このサービスは、従業員の働き方を変えるだけでなく、店舗経営者にとっても価値のあるものです。AIによる正確な判断により、より適切な価格設定が可能になり、消費者に対してもメリットが生まれます。
今後の展望
judgeeは、すでに株式会社ドンドンアップ(通称:「ドンドンダウン オン ウェンズデイ」)での採用が決定しています。このブランドは、国内外で63店舗を展開しており、実際の店頭でのデータ収集を行いながら、さらなるサービスの精度向上を目指します。
AIの教師データは、約110万点以上もの実際の下取り商品の画像を活用し、これまでに国内外の主要3,000ブランドに対応できるように構築されています。そして、来春には対応ブランド数が40,000を超える見込みです。この進化により、アパレル業界全体に新たな風が吹き込まれることが期待されます。
企業情報
所在地: 東京都武蔵村山市榎3-19-1
代表: 箱守 昌裕
資本金: 300,000円
従業員数: 10名
所在地: 岩手県盛岡市菜園1-3-6 2F
代表: 岡本 昭史
資本金: 491,961千円
従業員数: 208名
店舗展開: 国内51店舗、海外12店舗
所在地: 東京都渋谷区東3-14-15 MOビル5F
代表: 千葉征弘
資本金: 4,500,000円
従業員数: 7名
この「judgee」と呼ばれるサービスは、アパレル業界の未来を大きく変える可能性を秘めています。今後の展開に期待が高まります。