江蘇省の水の趣、文化観光イベントで日本の心をつかむ

江蘇省の豊かな文化を日本で体感する

秋の訪れとともに、江蘇省の魅力が日本の地で際立っています。最近開催された「ツーリズムEXPOジャパン2024」と「大阪中秋明月祭」では、『水の趣江蘇』の数々の魅力が日本の観客の心を惹きつける素晴らしい機会となりました。これらのイベントは、国際的な舞台で中国の文化の深さを披露する場ともなり、多くの人々に江蘇の美しさを感じてもらい、文化交流の架け橋となりました。

江蘇省のブースで体験する魅力

2023年9月26日、東京ビッグサイトでの「ツーリズムEXPOジャパン2024」が盛大に開幕しました。この国際的な文化観光イベントには、多くの来場者が訪れ、会場には江蘇省を特徴づけるブースが設けられました。ここでは、江南の古都の美しさや広大な海と川の情景、そして奥深い自然や文化が表現されており、特に注目を集めていました。

パビリオン内では、南京の雲錦や蘇州の団扇、無錫恵山の泥人形、常州の留青竹刻など、様々な無形文化財が展示され、多くの観光客がその前で足を止めていました。一人の訪問者は、宜興の紫砂壷に感銘を受け、「常滑焼と深い繋がりがあります。ぜひ宜興で陶芸を学んでみたい」と嬉しさを表現していました。

さらに、会場では木版印刷や手描き団扇の体験コーナーが設けられ、江蘇省の文化に触れる貴重な機会が提供されました。楽しい抽選会も人気を集め、来場者たちは笑顔に包まれ、和やかな雰囲気の中で交流を楽しんでいました。

中秋明月祭と文化交流

続く10月12日及び13日には、大阪で「中秋明月祭」が開催されました。このイベントは日中友好の貴重な瞬間を提供し、『水の趣江蘇、あなたがいればもっと美しい』というテーマのもと、江蘇の伝統文化が発信されていました。会場では淮安里運河の魅力的な風景や蘇州周荘の美しい灯篭祭り、名月の下で楽しむ美味しい月餅が展示され、訪れた人々は江蘇の中秋の雰囲気に酔いしれました。

江蘇省のブースでは、様々な無形文化財が展示され、来場者はその技術の美に驚嘆しながら、江蘇の伝統を体験することができました。特に宮灯籠や金箔絵作りのワークショップは好評で、参加者たちは自らの手で文化を創り出す楽しさを感じていました。

江蘇省の積極的な観光戦略

江蘇省の文化観光部門は、今回のイベントを通じて日本の観客との関係をより強固にし、江蘇の文化と魅力を広く伝える手段として利用できました。特に、江蘇省にゆかりのある鈴木一吉氏も訪れ、彼の深い愛情に満ちた言葉で江蘇の魅力を語る姿も見られました。彼は近日中に江蘇を訪れる予定だと語り、観光業の発展に対する期待感を表していました。

江蘇省は今後もオープンな姿勢で多様な国々との交流を進め、新たなパートナーシップを築くことで、インバウンド観光市場のさらなる発展を図っていく考えです。今回の文化観光イベントは、江蘇省の豊かな文化を多くの人々に伝える重要な機会となり、その魅力と可能性を改めて世界に示すものでした。