水上ドローンで点検
2025-04-17 13:22:35

超小型水上ドローン「Swimmy Eye」が下水道点検の新時代を切り開く

水上ドローン「Swimmy Eye」が変える下水道点検の未来



炎重工株式会社が新たに開発した超小型水上ドローン「Swimmy Eye」は、下水道や暗渠の点検業務に革命をもたらしつつあります。この先進的な技術により、運んでいる場所から安心して下水道の内部を調査することが可能となり、作業員の安全を確保しながら業務を効率化することができます。

「Swimmy Eye」の特長



「Swimmy Eye」は、全長620mm、軽量わずか6.5kg。持ち運びにも便利なサイズで、1人でも扱うことができます。特に高い評価を受けているのが、4Kの高解像度カメラと12000ルーメンの強力な照明機能を搭載している点です。これにより、管りの内部が明瞭に撮影でき、大口径管への対応もバッチリです。

無線操作が可能なため、現場の外からドローンを自在に操ることができ、直接管内に立ち入る必要がありません。これによって、硫化水素などの有毒ガスが発生する危険な環境でも、安心して点検作業を行うことができます。

実証実験と蓄積されたノウハウ



2025年4月10日、株式会社カンツールの協力のもとで行われた実証実験では、実際に「Swimmy Eye」を使って管の外からの遠隔操作で管内を航行し、調査を行いました。この実験を通じて得られたデータとフィードバックは、製品の更なる改良に活かされています。実験では、マンホールから直接ドローンを投入し、スムーズに点検作業を開始する様子が確認されました。

写真左には、手元のプロポで映像を確認できる様子、右側には管内の航行を捉えた画像が写っています。操作が非常に直感的であるため、技術者でなくても簡単に使いこなせるのが特長です。

開発の背景と今後の展望



炎重工では、水上ドローンを活用した無人・自動化技術に注力しており、その背景には多くの相談とニーズが存在します。国土交通省が推進する老朽化対策事業においても、「Swimmy Eye」の導入が重要視されています。また、今年の1月に千葉市で実施された実証実験も大きく、今後の普及に向けて期待が高まっています。

この新型ドローンは、国土交通省の取り組みとも連携し、全国で広く導入されることが見込まれています。下水道施設の維持管理を効果的に進めるために、「Swimmy Eye」は欠かせないツールとなるでしょう。

まとめ



超小型水上ドローン「Swimmy Eye」は、下水道の点検・調査の方法を大きく変え、作業員の安全性を向上させる革新的な製品です。水面を航行しながら点検を実施できることで、より多くのメリットを現場にもたらすことでしょう。今後のさらなる進化と普及に期待が寄せられています。

詳しくは炎重工の公式サイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
炎重工株式会社
住所
岩手県滝沢市穴口57-9
電話番号
019-618-3408

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