気候変動を五感で体験!「HELP展 〜30年後には消えてしまうかもしれない In SHIGA〜」が滋賀県で開催
国際環境NGOグリーンピース・ジャパンは、2024年8月10日(土)、11日(日)の2日間、滋賀県大津市の旧大津公会堂にて、気候変動の影響をアートで感じる展覧会「HELP展 〜30年後には消えてしまうかもしれない In SHIGA〜」を開催します。
本展では、気候変動の影響で30年後に日本から失われてしまう可能性のある生物や文化をテーマに、ぬいぐるみ作家や料理研究家など様々な分野の作家が参加。五感で気候変動を感じられる作品を展示します。
琵琶湖と気候変動をテーマにしたトークイベントも開催
8月11日(日)には、「琵琶湖と気候変動」をテーマにしたトークイベントを開催。京都大学生態学研究センター長の中野 伸一氏、琵琶湖の伝統漁法えり漁漁師の駒井 健也氏、ラオス料理人の小松 聖児氏、立命館大学生の尾下 望氏を迎え、琵琶湖の歴史や現状、そして気候変動の影響について多様な視点から議論します。
地元の高校生と気候変動について考える新聞記事制作プロジェクトも実施
地元の未来を担う若者と共に気候変動の問題を考え、伝えることを目指し、滋賀県の高校新聞部とのコラボレーションを実施。虎姫高校、東大津高校、八幡工業高校の3校と連携し、「琵琶湖と気候変動」をテーマにした新聞記事を制作します。
展示作品紹介
1. 動物からのHELP
絶滅の危機に瀕する動物たちの姿を、ぬいぐるみ作家・片岡メリヤス氏が制作したぬいぐるみを通して紹介します。
2. 寿司からのHELP
海水温の上昇や海洋酸性化などにより食べられなくなる可能性のある寿司ネタを、透明度を変化させた樹脂オブジェで表現。気候変動が私たちの食生活に与える影響を直感的に感じることができます。
3. 諏訪湖 御渡りからのHELP
長野県の諏訪湖の伝統文化「御渡り」が、気候変動の影響で出現回数が減少している現状を紹介。諏訪湖のみならず、消えゆく日本の伝統文化について考えさせられる展示です。
4. 昆布からのHELP
気候変動の影響で消えてしまう可能性のある昆布。昆布がなくなることは、日本の食文化や精神性にまで影響を与えるのではないかと、料理研究家の土井善晴氏が考察します。
参加型の企画も充実
① 展示品や会場造作の持ち帰りで、展示会リユースの社会実験へ参加
展示作品や会場造作を、来場者が購入したり持ち帰ったりすることで、資源の無駄遣いを減らす社会実験を実施。展示会を通じて、リユースの重要性について考えてもらうことを目指しています。
② 助けたいと思ったものへの擬似募金体験
受付でオリジナルコインを受け取り、展示を鑑賞。最後に助けたいと思ったものの募金箱にコインを投入すると、ペンプロッターでその場で執筆・出力されたお礼の手紙を受け取ることができます。
HELP展のメッセージ
「今、この世界に当たり前のようにあるものたち。それらがこの先も存在しつづけられるかどうかは、私たちの行動にかかっている。」
HELP展は、気候変動が私たちに与える影響を五感で感じ、未来のために今すぐ行動を起こすことの大切さを訴えています。
主催:国際環境NGOグリーンピース・ジャパン
グリーンピース・ジャパンは、世界55以上の国と地域で活動する国際環境NGOグリーンピースの日本支部。地球規模の環境問題の解決を目指し、科学的知見に基づいて、様々な立場の人と協力して活動しています。
展覧会詳細
会期:2024年8月10日(土)- 8月11日(日)
会場:旧大津公会堂3Fホール(滋賀県大津市浜大津1-4-1)
時間:11:00~18:00
入場料:無料
アクセス:京阪電車石山坂本線・京津線「びわこ浜大津」駅より徒歩約1分、JR「大津」駅より徒歩約15分、名神高速道路「大津IC」より車で約15分
公式サイト:https://help-ex.jp/
* 公式インスタグラムアカウント:https://www.instagram.com/help_gpj/