高知のグルメ文化を支える新しい挑戦
高知県は、その豊かな海の幸や山の幸を生かした料理で知られています。「カツオのたたき」や「ぬた」といった古くから愛されてきた地域の名品は、地元の食文化を形成する重要な要素です。そんな高知の食文化をさらに進化させるべく、北海道放送(HBC)が新たな番組『そろえてつくれ!新名物ごちそうビンゴ』を制作しました。この番組は、高知県を舞台に、今をときめくトップシェフたちが新たな料理の可能性に挑むものです。
トップシェフたちが挑戦する新名物作り
番組の特徴は、2人のシェフが地元の特産品を使って「新名物」を作ること。メインMCには村上信五さんが起用され、シェフたちをサポートするタレントや元フィギュアスケーターも同行します。彼らはそれぞれ異なるアプローチで食材を活かした料理を創り出すため、試行錯誤をしながら進んでいきます。
手島竜司シェフはフランスの料理界で磨いた技術を活かし、伝統的な食材に現代的な視点を加えた斬新なレシピを展開。一方、森枝幹シェフはサステナブルな料理スタイルで人気を集めており、地元の食材を最大限に活用しながら新しいおいしさを追求します。両者のアプローチは全く異なりますが、どちらも高知の魅力を引き出すことに力を注いでいます。
番組を盛り上げるサポートメンバー
サポーターとして参加するのは、タレントの山之内すずさんと、プロフィギュアスケーターの村上佳菜子さん。番組の中で、彼女たちはシェフと共に地元の市場や農家を訪れ、新鮮な食材を調達する役割を担います。2人は撮影を振り返り、高知の人々の食に対するこだわりに感銘を受けたと語っています。
「高知県は食に対する情熱がすごいです。特にカツオのさまざまな調理法を目の当たりにし、感動しました」と山之内さんはコメント。
一方、村上佳菜子さんも、シェフと共に食材探しを行う中で新たな発見が多数あったと感想を述べています。
シェフたちの「柔軟な」料理センスが試される
番組の魅力の一つは、シェフたちがどのように地元の食材を使い、新しい料理を生み出すかという点です。特に、シェフが24時間という限られた時間内で、ビンゴカードに書かれた「トレンドワード」を基に料理を創作する過程が見どころとなっています。
手島シェフは「ビジュアルに美しい料理」を目指し、森枝シェフは「持続可能な料理」をテーマにしたレシピを考案することが求められており、お互いの取り組みの中でリアルタイムの競争が繰り広げられます。
新しい食文化の創造に向けて
HBC制作のこの番組は、ただの料理番組ではありません。日本各地の地域資源を活かした「地方創生」の一環として、新たな食文化の誕生と、その魅力を全国に広める役割も担っています。村上信五さんは「この番組を通じて地域の特産品や生産者への敬意を感じ、新たなカルチャーを生む手助けができることが嬉しい」と語っています。
番組の放送は6月1日(日)の午後3時30分から。HBC系列13局での放送が予定されており、グルメを愛する人々や料理初心者にとって、楽しめる内容になっていること間違いなしです。高知の素晴らしい食文化を発見し、視聴者と共に新たな料理の誕生を見守りましょう。