金沢市が水害ハザードマップアプリを導入!日頃の備えから災害時の避難までを支援
近年、局所的な集中豪雨や都市化による都市型水害の発生リスクが高まっている中、金沢市は市民の安全確保に向けた取り組みを強化しています。その一環として、西菱電機株式会社が開発した「水害ハザードマップアプリ」を導入しました。
このアプリは、スマートフォンのGPS機能を活用し、現在地の浸水危険度や最寄りの避難場所、気象情報などをリアルタイムに提供します。さらに、AR(拡張現実)技術を用いて、避難経路を視覚的に表示することで、災害時の迅速な避難行動を支援します。
金沢市は、このアプリを通じて、市民への水害リスクの理解促進、情報伝達ツールの周知、そして、適時適切な避難行動への意識醸成を目指しています。アプリは、災害時の安全確保だけでなく、日頃から防災意識を高めるためのツールとしても活用できます。
アプリの主な機能
「水害ハザードマップアプリ」は、以下の機能を備えています。
防災地図機能
デジタルハザードマップ(洪水・内水・津波)をGoogleマップ上で閲覧できます。
災害の種類別にマップを切り替え可能で、状況に応じた情報確認が可能です。
避難場所の位置や開閉状況をリアルタイムに確認できます。
現在地から避難場所までのルート表示機能も搭載しています。
スマートフォンのカメラをかざすと、最寄りの避難場所の方向と距離がARで表示されます。
洪水体験AR機能
カメラに映る風景に、洪水発生時の想定イメージを重ねて表示します。
スマートフォンのGPS情報とハザードマップ情報が連動し、現在地の浸水想定を確認できます。
お知らせ機能
金沢市の「災害情報メール通知サービス(金沢ぼうさいドットコム)」と連携し、防災情報、気象情報、地震・津波情報、行政情報などを自動配信します。
お知らせ内容に応じて着信音を区別できるほか、緊急時にはマナーモード中でもプッシュ通知が強制的に鳴動します。
音声メッセージ配信にも対応しています。
その他の機能
防災関連情報の閲覧、国や県など他機関のホームページへのリンク表示が可能。
日本語と英語の2ヶ国語に対応しています。
金沢市のDX推進への貢献
金沢市は、このアプリの導入を通じて、デジタル活用による市民の利便性向上、減災対策の更なる高度化を目指しています。これは、同市が推進する「金沢市DXアクションプラン」の一環であり、西菱電機は今後も同市と連携し、社会課題解決に貢献していく予定です。
西菱電機の取り組み
西菱電機は、安全・安心・快適で持続可能な未来の実現を目指し、付加価値の高い製品・サービスの開発・提供を通してDXに貢献しています。今後も、様々な自治体様が直面する社会課題にICTソリューションで対応することで、地域社会の発展に貢献していきます。