新しいAIデバイス開発を加速するTAI Compiler、8600万円の資金調達を実施

Tokyo Artisan Intelligence、TAI Compilerの開発を強化



AI技術の進化が日々進む中、東京工業大学から生まれたベンチャー企業、Tokyo Artisan Intelligence(TAI)が新たな資金調達を実施しました。8600万円を調達したこの企業は、2019年3月に設立され、以来、AI技術の社会実装を推進するためのスタートアップとして注目を集めています。彼らの提供する「TAI Compiler」は、特にエッジAIに特化したコンピュータ環境です。

ならではのエッジAI技術


TAIが開発するエッジAIとは、従来のクラウドベースではなく、端末であるエッジデバイス上でAIアルゴリズムを実行する形態を指します。これは、データプライバシーの観点からも重要であり、リアルタイムかつ低消費電力での処理が可能となるメリットがあります。TAIは東京工業大学中原研究室で培った「ニューラルネットワーク圧縮技術」や「ハードウェア実装技術」を駆使し、顧客のニーズに応じたソリューションを提供してきました。

TAI Compilerの魅力


「TAI Compiler」は、AI開発経験がなくても、簡単に高性能なAIエッジデバイスを開発できる革新的な環境を提供します。これにより、企業や個人が気軽にAIを活用した製品やサービスの開発に取り組むことが可能となります。TAIは、この開発環境を通じてAI技術の民主化を推進し、幅広い業界への応用を目指しています。

今後の展望


今回の8600万円の資金調達により、TAIは経営基盤を一層強化すると同時に、「TAI Compiler」のさらなる発展に乗り出す計画です。将来的には、より多くのエッジデバイスに対するAI学習の導入と、実用化の推進が期待されています。この取り組みに注目が集まる中、TAIがどのように社会に貢献していくか、今後の動向から目が離せません。

会社概要


Tokyo Artisan Intelligenceは、深層学習アルゴリズムの研究開発やエッジAIプロダクトの開発・販売に特化し、AI専門家を育成することにも力を入れています。代表取締役の中原啓貴氏が指揮を執り、神奈川県横浜市を拠点に活動しています。

最新のAI研究によって、SAI Finderが進化し、新たな価値を社会に提供することを目指しています。今後のTAIの動向に、ぜひ注目してください。

会社情報

会社名
Tokyo Artisan Intelligence株式会社
住所
神奈川県横浜市港北区新横浜2-3-12新横浜スクエアビル14階
電話番号
03-4570-2214

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