第16回AOGEOシンポジウムが地球観測の未来を探る!
第16回AOGEOシンポジウムが開催されます
令和6年9月、東京国際交流館にて「第16回アジア・オセアニア地域GEO(AOGEO)シンポジウム」が開催されます。このシンポジウムは、地球観測に関する国際的な枠組みや取り組みを深める重要なイベントです。
開催の背景と目的
文部科学省とGEO事務局の共催により、今年で16回目を迎えるこのシンポジウムは、アジア・オセアニア地域における地球観測コミュニティの育成を目的としています。特に、地域における地球観測に関する共通理解を向上させることが重要視されています。この取り組みは、平成19年度から行われており、各国の経験や知識をシェアすることで新たな理解を生むことを目指しています。
シンポジウムのテーマ
今年のシンポジウムでは「アジア・オセアニア社会と地球インテリジェンスの創出」がテーマに掲げられています。これに基づいて、各国の地球観測に関する最新の取り組みや課題についての報告が行われ、参加者同士での活発な議論が期待されています。その中で特に注目されるのが、国際的な取り組みの中でどのように地球インテリジェンスを活用するかという点です。地球インテリジェンスとは、地球観測データや他の多様なデータを統合し、さまざまな課題解決に向けて洞察を提供する方法です。
特別セッション
今回は特別セッションが2つ設けられています。1つ目は、国際的な取組における地球インテリジェンスの活用法に焦点を当てたセッションです。ここでは、最新の技術や方法論についての議論が予定されています。2つ目のセッションでは、若手研究者が参加することで新しい視点やアイデアが生まれることが期待されています。若手の声が将来の地域の地球観測のあり方に影響を及ぼすこともあり、非常に意義深いイベントとなるでしょう。
最終日の総括
シンポジウムの最終日には、これまでの議論をもとに「AOGEOステートメント」が採択される予定です。これは、アジア・オセアニア地域が地球規模の課題解決にどのように貢献すべきかをまとめたものです。
参加方法
シンポジウムは英語のみで行われるため、参加希望者は令和6年8月27日までに登録フォームを通じて事前に申し込む必要があります。また、メディア関係者向けには取材席が用意されており、こちらも事前申し込みが必要です。
まとめ
地球観測は、環境問題や気候変動への対処等、多くの課題解決に寄与する重要な分野です。このシンポジウムを通じて、より良い未来に向けた知見や連携が期待されることから、多くの参加者の参加が望まれています。