信和建設とクラフトバンクが共同で人手不足解消に挑む!
日本の建設業界が抱える深刻な人手不足問題に対し、信和建設株式会社(以下、信和建設)とクラフトバンク株式会社(以下、クラフトバンク)が連携し、新たな支援プログラムを発表しました。このプログラムは、信和建設の協力会社を対象にしたもので、主に業務効率化と人材確保を目指すものです。
背景
近年、建設業界では若手職人の採用難、定着率の低下、長時間労働などの問題が顕在化してきました。特に2024年からは時間外労働の上限規制が施行されることで、施工キャパシティが縮小しつつあり、業界全体が危機に直面しています。未着工・未完了の工事の総額が15兆円を超えるという衝撃的なデータもあり、その解決が求められています。
クラフトバンクは、創業以来「建設職人と建設会社が正当に評価され、もっと儲かる仕組みをつくる」という理念のもと、多種多様な支援サービスを展開してきました。今回のプログラムは、信和建設の協力会社に対して、人手不足解消と持続的成長を促進するための重要なステップとなるでしょう。
支援プログラムの具体的内容
このプログラムでは、信和建設が最大で10社に対して、総額1,000万円の支援金を提供し、以下の2つのアプローチで協力会社の成長をサポートします。
1. 業務効率化ツールの導入支援
クラフトバンクが提供する業務支援ツール「クラフトバンクオフィス」の導入を助けるため、信和建設が支援金を拠出します。このツールにより、案件の管理、日報、見積もり、請求、在庫管理など、さまざまな業務を一元化し、現場と事務所間の業務負担を軽減します。これにより、職人たちが施工に集中できる環境が整うでしょう。
2. 職人・作業員の採用支援
クラフトバンクは、信和建設との協業を通じて培った建設業界特有の採用ノウハウを活用し、協力会社の職人や作業員の採用を後方支援します。具体的には、求人票の作成や求人媒体の運用、効果の改善に関するアドバイスを行います。また、信和建設の協力会社会である「信栄会」専用の合同採用サイトも構築し、採用活動をさらに強化します。
今後の展望
クラフトバンクは本プログラムを皮切りに、地域の建設業界との共創を進め、持続可能な施工体制の構築を目指すとしています。これにより、地域の専門工事会社と協力し、建設業界全体の「人」と「経営」の課題を解決していく方針です。
「日本が誇れる建設職人がもっと儲かる仕組み」を目指し、一歩ずつ前進していくことでしょう。
会社概要
信和建設株式会社
- - 設立年: 明治25年(1892年)
- - 所在地: 大阪市中央区南船場1丁目18番11号 SRビル長堀 15F
- - 事業内容: 建設事業、土地活用、マンション経営など
- - URL: 信和建設
クラフトバンク株式会社
- - 設立年: 2021年4月
- - 所在地: 東京都中央区日本橋久松町12-8プライム日本橋久松町ビル8F
- - 事業内容: 建設業向けのプラットフォーム・デジタル化支援
- - URL: クラフトバンク