Keppleの挑戦
2021-07-29 08:00:01

アフリカスタートアップへの投資が進化する中、Keppleが期待の成長を実現

Kepple Africa Venturesの挑戦と成功



東京都渋谷区を拠点にする株式会社ケップルアフリカベンチャーズ(以下、Kepple Africa Ventures)が、アフリカ全土でシード期のスタートアップに対する投資を着実に拡大しています。2018年12月から始まったこの取り組みは、2021年7月29日現在で11の国にわたる93社への投資を完了する段階まで達しました。これは、同社の1号ファンドがまもなく投資を完了することを意味しています。

投資先スタートアップの急成長



Kepple Africa Venturesが選定した93社の中には、すでに顕著な成長を見せている企業が存在します。その中でも、フィンテックセクターのTeamAptやPngme、WorkPay、ヘルスケア企業のAHH、Antara Health、Flare、SaaS企業のAjua、Termii、エンタメ分野のCarry1st、Mdundoといった企業が特に注目されています。この10社の平均企業評価額は約4.7倍に達し、最も成長した企業ではなんと約17倍を記録しています。

TeamAptは現在、ナイジェリア市場におけるエージェントバンキングの取引高でトップの地位を確立しており、ユニコーン企業へと成長する期待が高まっています。また、音楽スタートアップのMdundoは、デンマークのNasdaq市場への上場を達成するなど、その成長が広く認知されつつあります。

さらに、フィンテックのWorkPayとSaaSのTermiiは、Kepple Africa Venturesが主導的な立場で投資ラウンドを設定しました。これにより、アフリカにおけるベンチャーキャピタルとしての地位を確立しました。

日本企業とアフリカスタートアップの架け橋



Kepple Africa Venturesは、日本企業がアフリカスタートアップに共同出資する機会を増やすために積極的に取り組んでいます。その結果、株式会社アカツキはゲーム配信プラットフォームのCarry 1stに、エムスリー株式会社はヘルスケア分野のAHHに、さらに株式会社オークファンやユナイテッド株式会社もそれぞれ異なるスタートアップへの投資を実行しました。このような日本とアフリカの連携を強化する中で、さらなる共同投資が進むことが期待されています。

Marked Trends in African Fintech



また、2020年にはアフリカのFintech分野が大きな成長を遂げました。Flutterwaveがユニコーンとなり、米国のStripeがPaystackを買収するなど、決済インフラの強化が進んだ年でもありました。この流れに伴い、Kepple Africa VenturesはNowPay、Floatpays、pawaPay、MoneyHashなどのフィンテック企業への投資を展開し、ファンドとしての成長も目指しています。

エジプト市場の新たな可能性



2021年からはエジプトへの投資も本格的に進め、MinlyやNowPay、Wasla Browserなど5社への投資を完了しました。エジプトは高いGDPと人口密度を持ち、B2Cビジネスの成長が期待できる市場です。東南アジアと類似の市場ダイナミクスを考慮すれば、この国は今後の投資先として有望と見なされています。

今後の展望



Kepple Africa Venturesは、これまでの93社における投資先の支援をさらに充実させ、アフリカスタートアップの飛躍を後押しすることを目指しています。特にフィンテック分野を中心に、その成長を見込みながら、投資活動を積極的に展開していきます。アフリカに新しい産業を創出するという使命を掲げ、日本企業と現地スタートアップをつなぐ架け橋として、さらなる成果を追求していきます。

会社情報


Kepple Africa Venturesは2018年に設立され、イノベーションを通じてアフリカの産業創造を目指しています。現在、11ヶ国93社への投資が完了し、グローバルな展開を視野に入れて活動を続けています。詳しい情報は公式ウェブサイトをご覧ください。

会社情報

会社名
株式会社ケップルアフリカベンチャーズ
住所
東京都港区虎ノ門5丁目9番1号 麻布台ヒルズ ガーデンプラザB 5F
電話番号

トピックス(経済)

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