新たな一歩、ミリオンアクションキャンペーン2025
5月1日から5月31日の1ヶ月間、認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパンは、国内最大規模の気候変動とフェアトレードに関する啓発キャンペーン「ミリオンアクションキャンペーン2025」を開催します。全国の100社以上の企業や団体が参加する本キャンペーンでは、市民が日常の行動を通じて開発途上国を支援するために、さまざまなアクションを促進します。
キャンペーンの目的と背景
気候変動は、私たちの日常に深刻な影響を与えています。2050年には、コーヒーの栽培地が50%にまで減少し、カカオやバナナ、オレンジなど我々が普段食べている食材に危機が迫ると予測されています。これらの影響を受け、開発途上国の生産者は厳しい環境に立たされています。こうした現状の中で、フェアトレードは環境問題への対処にも寄与できる重要な手段として、ぜひ多くの人々に理解してもらいたいと考えています。
参加方法と具体的なアクション
「ミリオンアクションキャンペーン2025」では、参加者が商品を購入したり、SNSに投稿したり、イベントに参加することで1アクション=1円が開発途上国への寄付に繋がります。特に注目されているのは、5月の第2土曜日に世界中で行われる「世界フェアトレード・デー」です。
具体的な事例として、次のようなイベントが行われます。
- - 高島屋では、4月30日から5月6日までフェアトレード製品を特集した販売イベントを実施。
- - 日本サステイナブル・レストラン協会では映画上映会を開催し、持続可能な食の未来について議論します。
- - 小川珈琲では、特別メニューを提供し、オンラインでの講習会を通じてフェアトレードの理解を深める機会を設けています。
感謝の気持ちを形にする
今回のキャンペーンのテーマ「ありがとうをあたりまえに」には、日常の産品への感謝の気持ちを忘れず、それを未来に残すために、今できる選択を行うことが重要であるというメッセージが込められています。
特に気候変動の問題は、未来のことではなく、既に私たちの生活に影響を及ぼしている緊急の課題です。今年の数値目標は、過去最多の300万アクションであり、これは開発途上国への直接の支援につながることを意味します。
認定NPO法人の取り組み
フェアトレード・ラベル・ジャパンは、1993年に設立され、国際フェアトレードラベル機構の日本のメンバーとして活動を行っています。同団体は、持続可能な世界の実現を目指し、開発途上国の生産者と消費者を繋ぐ役割を果たしています。
まとめ
「ミリオンアクションキャンペーン2025」の成功には、消費者一人ひとりの参加が不可欠です。ぜひ、フェアトレード商品を手に取り、SNSで発信して、地球の未来に貢献する一員となりましょう。未来のための一歩を、今日から踏み出してみませんか?
詳しい情報や参加方法については、
キャンペーン特設サイトをご覧ください。