子どもたちの表現力を育成する新しい辞典
大阪市に本社を置く株式会社新興出版社啓林館が、子ども向けの画期的な辞典『表現力がぐんぐん伸びる!なかまのことば辞典どきどき1学期編』を全国の書店でリリースしました。この本は、特に小学校中学年の児童を対象に、彼らの感情や体験をより鮮明に表現する手助けをするために設計されています。
シリーズの背景と目的
言葉によって思いを伝えることは、人間関係を築く上で非常に重要です。しかし、自己の感情を正確に表現するためには、自身にフィットする適切な言葉を見つけることが必要不可欠です。本書では、日常のさまざまなシーンを例に挙げて、日々の生活の中で子どもたちが触れる感情や感覚を表すための豊富な言葉を紹介します。その結果、彼ら自身がコミュニケーション能力を高め、自信を持って自己表現を行えるようになります。
「どきどき1学期編」の特徴
本書のユニークな点は、架空のキャラクターであるブンタとショウコを通じてシーンごとの体験が描かれているところです。クラス替えや自然観察の授業、遠足など、子どもたちが日常的に直面するシチュエーションを取り入れ、それに対する感情を「うれしい」「かなしい」「安心」「不安」などのテーマで整理し、それぞれの気持ちに近い「なかまのことば」を細かく解説しています。これにより、読み手は感情の幅を広げ、言葉の使い方を学ぶことができます。
日記機能で実践的に活用
本書の章の最後には、紹介された言葉を使った日記が提示されています。これは、実際に学習した言葉を自らの表現に落とし込む練習となり、言語の使い方が具体的なイメージとして腑に落ちます。日記を書くことにより、自分の気持ちを整理し、表現することの楽しさを体感できるのです。
監修者の専門性
本書の監修を務める棚橋尚子氏は、教育者として小学校・中学校での教学経験を持ち、国語科教育学の専門家です。彼女は長年にわたり大学で国語教育を指導し、また児童向けの教材や辞典の編集にも従事しています。このような豊富な専門知識を背景に、出版社は本書の内容の信頼性を高めています。
チェックポイント
- - 商品名: 表現力がぐんぐん伸びる!なかまのことば辞典どきどき1学期編
- - 対象: 小学校中学年以上
- - 判型: A4変型判(26.4×21.7㎝)
- - ページ数: 48頁
- - 定価: 3500円(税別)
- - ISBN: 978-4-580-82747-9C8581
この新刊は、子どもたちに楽しく言葉を学ぶ手助けをし、彼らの表現力を伸ばす一助となることでしょう。心に響く言葉を見つけることで、より豊かなコミュニケーションが生まれることを期待しています。