未成年のスマホ利用と対策
2011-12-08 15:26:48

未成年者のスマートフォン利用がもたらすトラブルとその対策徹底分析

未成年者のスマートフォン利用がもたらすトラブルとその対策



最近の調査によると、日本の未成年者がスマートフォンを利用する実態とそのトラブルに関する意識が浮き彫りになっています。情報セキュリティメーカーであるデジタルアーツ株式会社が実施したこの調査は、全国の小中高生1,236人を対象に行われ、今後のスマートフォン普及についての危惧も示されました。

スマートフォン所有者は全体の14.4%


調査結果によれば、現在のスマートフォン所有者は全体の14.4%ですが、興味を持っている未成年者はなんと64.2%に達しています。クリスマスを控え、更なる購入意欲が高まる中、未成年者によるスマートフォンの利用の必要性と影響が注目されています。

インターネットトラブルの現状


調査によると、インターネット上でのトラブル経験は全体の10.8%に留まっていますが、年齢が上がるにつれてその割合は顕著に増加。特に高校生においては23.3%がトラブルを経験しています。スマートフォンを所有している子供たちの18.5%もトラブルに巻き込まれています。

更に、スマートフォン所有者の55.8%は実際にインターネット上で知り合った友達と会った経験があり、そのうちの38.5%は女子高生とのこと。これは、インターネットから生まれた関係性が、実際の生活でも影響を持つことを示しています。

使用ルールの重要性


家庭内での携帯利用ルールの有無も重要なポイントです。スマートフォン所有者の中では60.1%がルールなしと回答、一方で非所有者の29.1%はルールを持っています。特に小学生は「通話は家族とだけ」といった用途の制限が多く、中学生になるとモラルに関するルールが重視されています。

フィルタリングの導入状況


フィルタリングソフトの導入状況は全体の40.6%ですが、スマートフォン所有者は27.5%にすぎません。残りの72.5%のスマートフォン所有者は、フィルタリングがなくても危険に遭うことはないと楽観視しているようです。このため、フィルタリング未導入家庭が増加している現状が非常に懸念されます。

保護者への相談の状況


携帯電話やインターネット上でのトラブルが発生した際に保護者に相談するのは24.8%のみです。その理由として、「保護者が自分より知識がない(44.6%)とも思われ、相談しても無意味だと感じている様子が分かります。

まとめ


この調査結果は、未成年者のスマートフォン利用とトラブルの関連性を示しています。今後、スマートフォンの普及が進む中、リスクの理解と対策の重要性はますます高まっています。デジタルアーツ社は、家庭での使用ルールやフィルタリングの導入を強く推奨しています。

未成年者が安心・安全にインターネットを利用できる環境を整備するためには、早急な取り組みが求められています。保護者と子供たちが共に危機意識を持ち、適切な使用方法を考えることが、今後のトラブル防止に繋がるでしょう。

会社情報

会社名
デジタルアーツ株式会社
住所
東京都千代田区大手町1-5-1大手町ファーストスクエア ウエストタワー14F
電話番号
03-5220-1110

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