歩き方の意識が健康に直結！ NEとアトラグループ共同調査で明らかに

健康維持は歩き方から!

多くの人が無意識に行っている日常の動作、それは「歩き方」です。アトラグループ株式会社とNECが共同で実施した意識調査によれば、約半数の人々が自らの歩き方を意識していないことが明らかになりました。特に調査では、歩行の質、すなわち歩き方が身体の不調（肩や腰）のサインであるという認識が低いとされています。意識している人はわずか5%に過ぎません。

調査の背景

アトラグループは、歩容データ計測システム「腰楽さん」を提供しており、このシステムではセンサー技術を使って歩行データを詳細に計測します。この方法を通じて、関節の歪みや潜在的な筋力不足、さらには不調の原因となる多くの要素が明らかになります。普段の生活の中で無意識に行っている歩行も、専門家の目を通じて客観的に分析し、健康維持や改善のヒントとして活用できます。

調査結果の概要

調査によって浮かび上がったのは、日頃の歩数を意識している人が43.5%存在する一方で、歩き方を意識・行動している人が4分の1未満であるという事実です。意識している理由は「姿勢改善」「運動不足解消」「ダイエットや体形維持」が主なものとなっており、これによって多くの人が歩き方に対する意識が高まっていることがわかります。

さらに、自分の歩き方がデータで見える化されることに興味があるという人は53.9%に達しました。

歩行の質が身体の不調を示す

自身の歩き方は、関節や身体の健康と深く関わっています。残念ながら、94%の人が歩き方と身体の不調の関連性について認識していないため、何かしらの不調を感じているにも関わらず、適切な対処ができていない状況にあります。この意識を変えることが、健康につながる鍵となるでしょう。

そういった中で調査後半、痛みの緩和につながる施術のデータが可視化されることに興味を持っている人は、56.3%に達しました。これは、自分に合った施術を受けることで身体がどう変わるかを知りたいという欲求の現れでしょう。

身近な療法を利用しよう

「肩や腰、膝に不調を感じているが、自分の歩き方を意識したことがない」
「歩容と身体の不調の関連性について興味があるが、自分の歩き方をどうチェックすればよいかわからない」といった方々に朗報です。実は、地域の施術所でも歩容をチェックし、データに基づいた施術を行っている施設が増えています。これは、これまで気にしていなかった歩き方を見直す良い機会となるでしょう。