近畿大学附属福岡高校 看護師を目指す生徒たちの戴灯式
福岡県飯塚市に位置する近畿大学附属福岡高等学校では、看護科の生徒による重要な儀式「戴灯式」が令和7年(2025年)11月1日(土)に開催されます。この行事は、医療従事者の使命や責任感を新たにし、看護師としての第一歩を踏み出すための大切な儀式です。
戴灯式とは何か?
戴灯式は、看護科での学びを終え、これから医療現場に飛び込む生徒たちが決意を新たにするための式典であり、昭和50年(1975年)から続く伝統行事です。実施されるスタイルは、ナイチンゲールの精神や看護の理念を受け継ぎ、看護職への深い理解と共感を得ることが目指されています。
近年、医療現場では看護師の役割がますます重要視され、命の重みを理解することが求められています。今回の戴灯式には、看護科2年生の37人が参加し、ナイチンゲール像の前で誓いを立て、医療従事者としての使命の重さを胸に刻む機会となります。
生徒たちの『戴灯式』に向けた準備
戴灯式に先立ち、生徒たちは医学的な基礎知識を学ぶほか、ナイチンゲール誓詞の唱和練習を積み重ねてきました。この1年半の学びの中で、特に仲間との絆を深め、互いに励まし合いながら成長してきたことは、彼らの心を強くしました。
また、戴灯式は、目の前にいる保護者や中学校の恩師の前で誓いを立てる貴重な機会ともなっており、彼らの決意をより一層固める意味合いも持っています。
中学生向け看護体験会と保護者向け説明会の開催
戴灯式の後には、中学生を対象とした「看護師のミライ☆をイメージ!」という看護体験会が行われます。ここでは、人体の不思議を知るクイズ、AEDを使用した一次救命処置、点滴速度計算、赤ちゃんの沐浴、手洗いチェック、聴診など、多彩な実技が用意されています。これにより中学生が看護職に対する興味を深めることが期待されています。
また、保護者向けには看護科の教育方針や取り組みについて説明する機会も設けられ、本校の教育への理解を深めてもらうことが狙いです。
実施概要
行事の詳細は以下の通りです:
- - 日時: 令和7年11月1日(土)10:00~11:00
- - 場所: 近畿大学附属福岡高等学校 体育館
- - 出席予定: 看護科2年生37名、1年生42名、3年生34名、看護専攻科1年、2年生の保護者や中学時代の恩師
- - 参加者: 医療従事者を目指す中学生やその保護者約100名
このように、戴灯式は生徒たちにとって看護師としての大きなスタートとなるとともに、未来の看護職への道を開く重要なイベントとなります。学びを深め、将来の医療現場で輝く姿を彼らは想い描いています。ぜひ、この機会に福岡で行われる戴灯式や看護体験会に参加し、看護の魅力に触れてみてください。