障害者雇用支援
2023-12-27 11:56:31
HIRAKUホールディングスが障害者雇用加速のため1.5億円調達
HIRAKUホールディングスが実施した1.5億円の資金調達
奈良県生駒市を拠点に活動するHIRAKUホールディングスが、このたび総額約1.5億円の資金調達を成功させました。この調達は、Skyland Ventures、ANOBAKA、East Venturesなどの著名な投資家から寄せられたもので、重要な一歩となることでしょう。つい最近までに株式による資金調達が行われにくいとされてきた障害者雇用事業において、こうした支援が得られるようになったことは、社会の変化を示す兆しでもあります。
HIRAKUホールディングスとは?
HIRAKUホールディングスは、2021年4月に設立された障害福祉関連のベンチャー企業です。障害福祉に対する国の予算は、この17年の間に約4倍に増加しています。しかし、依然として社会保障費の削減が求められる中で、同社は障害者が就業することで納税者となり、社会保障費の削減と税収の増加を図るサステナブルな支援を目指しています。特に、未就学から雇用まで一貫したサポートを提供する「HIRAKUネット」システムを展開しており、地方における障害者の雇用促進に寄与しています。
障害者雇用の現状と未来
障害者雇用をサポートするための施策は市場で大きく欠如しており、特に地方においては意識のハードルが高い現実があります。ヒラキ社では、自社の枠を越えて「HIRAKU JOB」というブランドを立ち上げ、障害者雇用を前提とした事業自体を育てています。現在までに飲食業、美容、IT分野での職業提供が実現しており、今後も他の業種において選択肢を広げていくことが期待されます。
投資家との出会いと資金調達の背景
中岡社長は、資金調達に至るまでの経緯を語りました。「BEYOND2023」というイベントでの出会いから、その後の2日間で投資委員会が設定されるというスピード感に驚いたようです。彼は「ささいな行動が大きな変化をもたらす瞬間を体験しました」と振り返り、当社に興味を持つ投資家との縁を感謝しました。特に、優れた顔ぶれの投資家からの支援は、自信に繋がるとのことです。
人材開発に向けた取り組み
資金調達を受けて、HIRAKUホールディングスでは主に人材開発に注力することを計画しています。特化型人材を集め、今後の成長を支える体制を整えることで、障害者雇用の可能性を引き出していく方針を立てています。また、特に記載されたポジションでの採用も進めており、障害福祉や教育業界に関心のある方々に向けた求人を出しています。
まとめ
HIRAKUホールディングスの取り組みは、障害者雇用という新たな社会的テーマに対する意識を変え、実際の行動を促すことが狙いです。障害者の自立支援とその雇用の拡充は、地域全体の活力にもつながる可能性があります。これからの成長に対する期待が高まる中で、皆の知恵と支援が重要となります。今後の動向から目が離せません。
会社情報
- 会社名
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HIRAKUホールディングス株式会社
- 住所
- 奈良県生駒市山崎町4-5NDAビル5階
- 電話番号
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