毎年5月25日は「主婦休みの日」。この日を認定されたのは2009年で、主に家事を担当する主婦たちがリフレッシュすることを目的としています。家事に忙しい毎日から少し解放され、自分の時間を持つことが期待されるこの日を支えるのは、実際には家事にどれだけ夫が参加するかにかかっています。これは株式会社サンケイリビング新聞社が実施した「主婦休みの日応援・夫と家事に関するアンケート」の結果からも明らかです。
家事に参加する夫の割合
このアンケートによると、実に55.1%の夫が家事を手伝う意識を持っていると答えました。この数字は意外に高く、特にゴミ捨てや食器の片付けなど、比較的取り組みやすい仕事に集中しています。ただし、夫の家事参加が必ずしも妻の期待を満たしているわけではありません。たとえば、妻が「この家事は夫が得意だ」と考える仕事とのギャップもあり、主婦の間には「もっと家事を分担してほしい」という声も多いのが現実です。
家事に参加する夫が手伝う仕事
アンケートによると、夫が最も多く手伝う家事は以下の通りです。
1. ゴミ出し 59.0%
2. お風呂の掃除 50.5%
3. 食器を洗う 48.1%
4. 食器をさげる 46.5%
5. 食事の買い物 40.2%
これらの仕事は、比較的簡単で日常的なものが多く、忙しい主婦から見れば助けられる場面が多いものです。このように見える一方で、家事の全体像から見ると、依然として家事は主婦の負担が残っていることが分かります。
効果的なお願い方法
また、夫に家事を手伝ってもらうための効果的なお願い方法についてもデータが取られています。興味深いことに、「下手に出る」ことが最も効果的だという結果が出ました。以下は、実際の成功事例や主婦たちの声です。
1.
下手に出ます「悪いんだけど……」 38.7%
2.
自尊心をくすぐります「私よりあなたのほうが上手だよ」 26.2%
3.
具体的に頼む「○○を△△してくれたら助かる」 24.6%
主婦たちはコミュニケーションの巧妙さを磨いており、丁寧なお願いが夫を動かすカギであることが示されています。一方で、失敗するパターンもあります。
失敗するお願い方法
例えば、「命令口調で言う」と失敗率が40.1%にも達します。夫が疲れている時や、やって当然という態度で頼むことも逆効果となるようです。
失敗例
- - 命令口調で言う 40.1%
- - 夫が疲れているときに言う 39.6%
- - やって当たり前という態度で言う 36.6%
このように、お願いの仕方が夫婦間の家庭の雰囲気や協力関係に直接影響します。
最後に
今後、「主婦休みの日」がより多くの家庭で認知され、家事を分担し協力し合う文化が根付いていくことを切に願います。家庭の負担を軽くし、主婦たちが心身ともにリフレッシュできる日として、実際に夫の協力を得るための工夫や意識が今後も求められるでしょう。
さらに詳細なデータは、リビング新聞公式ウェブサイト「えるこみ」で確認できます。