小笹芳央の新著『組織と働き方の本質』発売決定
2024年4月15日、株式会社リンクアンドモチベーションの代表取締役会長である小笹芳央氏の最新著書『組織と働き方の本質 迫る社会的要請に振り回されない視座』が株式会社日経BPから発刊されることが発表されました。この書籍は、現代の企業環境における組織の本質や経営のあり方について考察した内容となっています。
書籍の背景
近年のビジネス界では、VUCA(Volatility, Uncertainty, Complexity, Ambiguity)という言葉が頻繁に使われています。この言葉が示す通り、企業を取り巻く環境は急速に変化しており、長期的な経営戦略を描くことが難しい時代に突入しています。さらに、「人的資本経営」や「ジョブ型雇用」、「働き方改革」といった新しいキーワードが次々と登場し、企業はその対応に追われる状況が続いています。
著者の小笹氏は、この流れの中で多くの企業が流行に惑わされ、自身の企業の目的や価値観を見失っている現象を危惧しています。特に、経営者や管理職が「手段を目的化する」ことによる無力感や徒労感に襲われることに対する感覚が強まり、これが日本企業の競争力の低下を招くのではないかという懸念も抱いていると言います。
書籍の内容
小笹氏は約40年間にわたり組織人事の分野で活躍してきた経験をもとに、彼自身が確立した「モチベーションエンジニアリング」という技術を駆使して多くの企業改革に取り組んできました。この書籍では、彼の実践的な知識や統計データ、企業の実例を組み合わせながら、現在のトレンドや流行語の背後にある本質に迫ります。
具体的には「会社とは何か」「組織はどうあるべきか」といったテーマを中心に、経営やマネジメントのあり方を深く掘り下げて解説します。この本は、経営者や管理職に限らず、人事や経営企画担当者、さらには次世代のビジネスパーソンにとっても有意義な内容となっていることでしょう。
書籍情報
- - タイトル: 組織と働き方の本質 迫る社会的要請に振り回されない視座
- - 著者: 小笹芳央
- - 出版社: 日経BP 日本経済新聞出版
- - 発売日: 2024年4月15日
- - 定価: 1,800円(税抜)
- - ISBN-10: 4296122959
- - ISBN-13: 978-4296122950
小笹芳央氏のプロフィール
小笹芳央氏は、1961年に大阪で生まれました。早稲田大学を卒業後、リクルートに入社。そこでのキャリアを経て、2000年に独立し、リンクアンドモチベーションを設立しました。彼は、行動経済学や心理学を基盤にした独自のアプローチで組織の変革をサポートしており、その結果、多くの企業において成功を収めています。
彼の著書はこれまでに27冊を数え、累計発行部数は約100万部に達しています。このたびの新著も、今後の企業経営における重要な示唆を提供する一冊として期待されています。
まとめ
小笹芳央氏の新著『組織と働き方の本質』は、現代社会における組織や働き方について根本的な問いかけを行う重要な書籍です。流行に振り回されることのない視点が必要とされる今、是非手に取り、その知見を自らの経営や働き方に生かしていただきたいと思います。