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日本初のタイマッサージ大会で男性セラピストが優勝

2022年6月14日から15日に茨城プッタランシー寺院で開催された「タイマッサージ世界大会2022日本予選大会」で、株式会社リラリラの代表取締役社長でありセラピストの林泰之が「Thai Massage for Health部門」で見事優勝しました。この大会は、伝統的なタイマッサージと現代的なスタイルが融合した施術技術が求められるもので、全国から集まった120名のセラピストの中で、林は唯一、2部門のファイナリストに選出されるという快挙を成し遂げました。

大会には、日本在住のセラピストや在日タイ人が参加し、厳正な審査を経て優れた施術が評価されました。審査員には、国際タイマッサージ協会の会長である大槻一博氏を含む6名が名を連ね、プロフェッショナルな視点から選考が行われました。ファイナリストに選ばれた林は、最終ラウンドに進出し、その技術力を証明しました。

世界大会への挑戦

今回の優勝によって、林泰之はスイス・チューリッヒで開催される「タイマッサージ世界大会2022」に出場する権利を獲得しました。この大会は、11か国からセラピストが参加し、王室にマッサージを行うスタイルである「Nuad Thai Royal部門」、伝統的なマッサージ手法の「Thai Massage for Health部門」、そして現代施術と伝統技法が融合した「Nuad Thai Inspiration部門」の3部門で競われます。

優勝者にはタイ王室からトロフィーが授与されるという、民間にとどまらない名誉ある大会となっています。このような舞台での競技は、主にヨーロッパで行われており、特にタイマッサージに特化した大会は珍しいことです。林にとって、これは自身の技術を世界に広める貴重なチャンスとなります。

マッサージ業界への貢献と未来

林泰之は2008年に「タイ古式マッサージ＆カフェ リラリラ」を開業し、神田本店と上野マルイ店の2店舗を運営しています。彼の理念は「タイマッサージで日本を元気に」というもので、オフィスワーカーの疲れを癒すために尽力しています。19年の施術経験を誇る彼は、店舗経営だけでなく、若手セラピストの育成にも力を入れ、日本各地で講師活動を行っています。

コロナ禍では、マッサージ業界も厳しい影響を受けましたが、今この瞬間に人々がマッサージというサービスを求めていることが明白です。マッサージによるスキンシップやリラックス効果は、心理的な健康をサポートする重要な手段としています。2020年にはタイマッサージが無形文化遺産に登録され、その伝統は世界中で大切にされています。

林は、「タイマッサージ世界大会2022日本予選」での優勝を通じて、男性セラピストとしての可能性を示したいと語っています。女性が主役というイメージが強い中、彼の挑戦は多くの人々に勇気を与えることでしょう。タイマッサージは単なる技術にとどまらず、人と人とのつながりを大事にし、心身の健康を促進する大切な手段です。報道関係者の皆様、タイマッサージに関連する取材やお問い合わせをお待ちしております。

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