創業241年の伝承を受け継ぐ!紙屋中庄の新たな試み
1783年、日本橋で創業した中庄株式会社は、長い歴史を持つ紙屋として知られています。創業以来240年以上にわたって紙の専門商社として商いを続けてきた同社が、この度新たなブランド『「愛おしい」をつくる紙屋中庄さん』を立ち上げ、新しい挑戦を始めました。この新ブランドは、特殊印刷加工を行う太成二葉産業株式会社のクリエイティブチームである『LUXE』とのコラボレーションによるものです。
新ブランドの目的と背景
紙の需要が減少する現代において、中庄は新たな用途開発に取り組む必要性を感じ、ブランドの立ち上げを決意しました。「愛おしい」をテーマにしたこのブランドは、人々が素敵な紙と出会い、その魅力を再享受することを目指しています。その一環として、全国各地で「世界の紙のノートづくり」ワークショップを展開し、参加者が自分のお気に入りの紙を見つけられるように工夫されています。
「世界の紙のノートづくり」とは?
「世界の紙のノートづくり」は、参加者が旅行するように世界中の紙を体験しながら、自分だけのノートを作ることができるワークショップです。数百種類の多様な紙を使用し、リング製本のノートが作られます。この活動により、参加者は紙の新たな使い方を自発的に考えることができ、「紙」の新しい形を提案しています。
LUXEとのコラボレーション
今回のプロジェクトでは、LUXEのクリエイティブチームが協力し、12種類のオリジナルデザインペーパーを制作しました。これらのデザインペーパーは、過去に倉庫で使われなかった紙や廃番になった素材を利用し、その特性を生かす形で自由な発想を促します。その結果、人々が紙をより自由に楽しむことができる道具として位置づけられています。
日本ホビーショーでの発表
この新たな挑戦の一環として、2025年4月17日から19日まで東京ビッグサイトで開催される「第49回日本ホビーショー」では、『「愛おしい」をつくる紙屋中庄さん』のブースが出展されます。ここでは新作のオリジナルデザインペーパーの初披露に加え、世界各国の様々な紙や多種多様な本文用紙と触れる機会が提供され、訪問者が改めて紙の魅力を発見する場となります。
結び
中庄株式会社とLUXEによる初のコラボは、ただの紙の商売にとどまらず、「愛おしい」という感情を形にする新しい試みです。この活動を通じて、訪れるすべての人が自由な発想で紙の魅力を体感し、新たな発見をしてくれることを期待しています。これからの中庄株式会社の挑戦から目が離せません。
中庄株式会社は、今後も多様なコンセプトやクリエイティブなアイデアを取り入れながら、紙の新たな可能性を広げていくでしょう。興味がある方は、ぜひ公式ウェブサイトやSNSをチェックしてみてください。