地元の不要品が新たな価値に!ジモティースポット宗像店の成功事例
株式会社ジモティーによって運営される「ジモティースポット宗像店」は、福岡県宗像市に2021年10月にオープンし、地域住民にとっての大きなリユース拠点として機能しています。開店から1ヶ月が経過しましたが、驚くべき成果が報告されています。持ち込まれた不要品の合計は4,891品、そしてそのうち2,457品が新たにリユースされ、ごみの減量効果は約8,997kgに達しました。
ジモティースポットの概要
ジモティースポットは、地域内で「まだ使えるけれど不要になったモノ」を譲り合うためのサービスです。不要品を持ち込みたい方は、予約なしで気軽に持参可能で、次の必要とする人へと簡単に繋がります。譲り受けたい方は、コミュニティサイト「ジモティー」で情報を確認し、店舗で直接商品を手に取ることができます。このように、地域の人々が協力し合い、持っているものを共有する文化が育まれています。
市民と自治体のメリット
ジモティースポットの運営により、次のようなメリットが生まれています。
- - 不要品を譲りたい方は、予約不要で手数料もゼロ。面倒な粗大ごみの処分手続きやコストを削減できるため、大変便利です。
- - 譲り受けたい方は、手に取りやすい価格でリユース品を購入でき、例えば炊飯器が300円、椅子が無料など、手頃に必要なものを入手できます。
- - 自治体にとっては、地域内でのごみの排出を抑制し、リユースを通じた資源の循環が促進されます。これは環境保護にも貢献する大きなポイントです。
リユースの実績
オープンからの1ヶ月間に持ち込まれた品物の中で、最も多かったのは食器や生活雑貨で、これが全体の20%を占めました。電化製品や厨房器具は約14%、服飾品は約13%が持ち込まれています。また、古い家具や家電製品も次々とリユースされ、多くの地域住民に新たな使い道を提供しています。
今後の展望
ジモティーは今後も地域資源の循環を促進し、地域の個人や企業、行政が協力し合える持続可能な社会の実現に向けて、サービスを運営していく方針です。全国の地方自治体や企業からの問い合わせを期待しています。
ジモティースポット宗像店の詳細
- - 住所:福岡県宗像市光岡1-1
- - 営業時間:10時〜18時30分(定休日:毎週水曜日、年末年始)
- - 持ち込み対象品:使用可能な家電、趣味・スポーツ用品、生活雑貨、家具、衣料品など。宗像市民が対象です。
地域の不要品を無駄にせず、次の世代に結びつけるジモティースポット宗像店。この成功事例が全国で広がることを期待しています。