新しい男性用尿もれ防止器具「トメレ4」が登場
株式会社公進都市企画が、2025年4月1日に新しい医療機器「PCDトメレ4」を発売しました。これは、特に前立腺がんの手術を受けた男性に向けて開発された「男性用尿もれ防止器具」で、生活の質(QOL)を向上させることを目的としています。この器具は、陰茎に装着することで十分なサポートを提供し、尿もれの管理をスムーズに行うことができます。
尿もれ問題とその背景
前立腺がん術後の男性は、尿もれという合併症に直面することが多いです。この問題は、患者にとって大きなストレスの原因となり、日々の生活に影響を及ぼします。これまでは、主におむつや尿とりパッドの使用が一般的でしたが、交換の手間や不快な匂いやゴミ処理など、さまざまな不便が伴います。
そこで、PCD(penile compression device、陰茎圧迫器具)として知られる新たな選択肢として登場したのが「トメレ4」です。これは、医療機関との連携を経て誕生し、独自の3点突起により尿もれを一時的に制御します。
トメレ4の特徴
1. クラス1医療機器
トメレ4は、医薬品医療機器法に基づく一般医療機器として認可されています(医療機器届出番号:17B3X10009000005)。
2. 陰茎への装着
この器具は、陰茎に直接装着することで尿道を圧迫し、尿もれを防止します。
3. 独自の3点突起
トメレの特徴は、内側に装備されたシリコン製の3つの突起です。これにより血流が確保されつつ、尿道を的確に圧迫します。
4. 尿もれの低減
前立腺がん術後の多くの患者が経験する尿のコントロール困難を軽減することで、パッドの使用枚数を減少させることが期待されます。
5. 膀胱の機能サポート
トメレを装着することで、膀胱に尿がたまり、尿意を覚えることが多くのケースで見られます。
6. スキントラブルの予防
装着することで尿もれが減少し、陰部の皮膚トラブルを防ぐ助けにもなります。
7. パッド両用方式
腹圧が加わった際に少しだけ尿が漏れる程度の固定を目安とし、パッドとの併用が推奨されています。
8. 繰り返し使える経済的設計
トメレは洗浄して繰り返し使用できるため、年間のコストは月2,000円以下に抑えられます。
使い方と購入方法
使い方はとても簡単で、陰茎にはめて締めるだけです。慣れれば片手でも操作可能です。トメレは、医師の診察を経てからの使用が求められます。希望者はかかりつけ医に相談することをお勧めします。
まとめ
「PCDトメレ4」は、前立腺がん手術後の男性にとって、尿もれに対する有効なサポートとなることが期待されます。使用することで生活の質が向上し、ストレスの軽減につながることでしょう。是非、医師と相談し、トメレの導入をご検討ください。