RF信号から電力を生成
2024-07-01 19:52:31

環境エネルギー収穫装置:RF信号を電力に変換する革新的な技術

インド発!環境エネルギー収穫装置が新たな可能性を切り開く



インドのINFRGY LLCが開発中の環境エネルギー収穫装置は、無線周波数(RF)信号を電力に変換するという革新的な技術を採用しています。この装置は、RF信号を送信するために使用されるエネルギーを補充するだけでなく、環境から得られる電磁エネルギーを吸収し、増幅することで、入力時よりも多くの出力を生み出すことが可能です。

この技術のポイントは、環境から電磁エネルギーを収穫し、それを電気に変換することで、従来のエネルギー源に頼らずにデバイスに電力を供給できる点にあります。カシミール大学の電子通信工学部では、この装置の性能をテストし、その成果は学術論文として発表されています。

INFRGYのスマート回路は、そのコンパクトなサイズにもかかわらず、複数の機能を同時に実行できます。RF信号の受信と直流(DC)電流への変換、そして環境からの電磁エネルギーの捕捉と直流(DC)電流への変換を同時に行うことができます。さらに、これらの変換された直流電流は、そのまま使用できるだけでなく、交流(AC)電流に変換することも可能です。

INFRGYの共同創設者であるパルヴェズ・リシ氏は、この技術の普及には裏付けが不可欠であると考えています。カシミール大学電子通信工学部による検証により、この装置が実際に入力よりも大きな出力を得られることが実証されています。彼は、環境エネルギーはすでに太陽光、風力、水力など様々な資源から収穫されていると指摘し、この技術が新たなエネルギー源として注目を集めていることを強調しています。

現在、INFRGYはインドの高等技術機関と協力してさらなるテストと研究を進めています。将来、この技術は様々なデバイスに電力を供給し、私たちの生活をより便利で持続可能なものにする可能性を秘めています。


環境エネルギー収穫装置の可能性



環境エネルギー収穫装置は、次のような様々な分野で活用が期待されています。

無線センサーネットワーク: 環境モニタリング、スマート農業、スマートシティなど、様々な用途で、バッテリー交換の必要がない無線センサーネットワークを実現できます。
ウェアラブルデバイス: スマートウォッチ、フィットネストラッカーなど、常に身に着けるデバイスに電力を供給し、バッテリー寿命を延ばすことができます。
IoTデバイス: インターネットにつながる様々なデバイスに電力を供給し、より持続可能なIoT社会の実現に貢献できます。
携帯電話: 携帯電話の充電をより効率的に行うことができ、充電切れの心配を減らすことができます。

INFRGYの環境エネルギー収穫装置は、まだ開発段階ですが、その革新的な技術は、私たちのエネルギー利用の未来を変える可能性を秘めています。今後、INFRGYの更なる技術革新に期待したいところです。


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