東京センチュリーの新協業
2025-09-16 18:18:02

東京センチュリーとアドバンテッジパートナーズが新たな協業関係を締結し未来を見据える

東京センチュリーとアドバンテッジパートナーズの新たな提携



東京センチュリー株式会社(以下「東京センチュリー」)とアドバンテッジパートナーズグループ(以下「APグループ」)の統括会社であるAdvantage Partners Pte. Ltd.(以下「APSG」)は、両者のパートナーシップを一段と強化することを発表しました。この取り組みは、東京センチュリーがAPSGの株式をさらに取得することによって、持分法適用関連会社となることを含んでいます。同社の持分比率は、現在の14.9%から2025年10月末までに約33.3%に達する見込みです。

パートナーシップを通じた未来像



この新しい戦略的関係は、東京センチュリーがAPグループをその投資マネジメント事業の中心として位置付け、事業の非連続的な成長を目指すものです。具体的には、APグループの独立性を尊重しながらも、協業の範囲を拡大し、上場企業への成長支援、アジア地域での企業投資、再生可能エネルギー分野への進出などを進めていきます。また、APグループの専門的な知識や経験を、東京センチュリーが持つ広範なネットワークやファイナンス機能と結びつけることで、他に類を見ない独自の「ハイブリッド投資事業モデル」を構築することを目指しています。

このような新しいモデルは、特に事業承継や親子上場の解消といった企業が抱える複雑な課題に対して、より高度なソリューションを提供し、日本の経済社会の健全な発展に寄与することが期待されています。

提携が進展した背景



このパートナーシップの強化は、2019年に発表された戦略的提携からの進展の結果であり、両社の協業は当初の想定を上回っています。東京センチュリーは、APグループに投資先候補を紹介し、いくつかの共同投資を行うことで、顕著な企業価値の向上を実現してきました。これらの成果により、APグループの日本におけるバイアウト投資戦略も高いリターンを得ている状況です。

なお、今回の合意によりAPグループのガバナンス体制は影響を受けず、引き続き独立した運営を維持します。創業者や従業員がAPSGの株式の過半数を保有し、APグループの独立性は守られます。

代表者のコメント



Adavantage Partnersの代表パートナーである笹沼泰助氏は、「2019年に始まったパートナーシップは、すでに当社や投資先企業にとって実質的な成果をもたらしている」と述べ、東京センチュリーとの協業に対する期待を語りました。また、同社のリチャード・L・フォルソム氏は、「東京センチュリーは我々にとって不可欠なパートナーであり、関係強化によりリソースとリレーションが広がっていく」との見解を示しました。東京センチュリーの藤原弘治社長も、アドバンテッジパートナーズとの関係強化に並々ならぬ期待を寄せています。

今後の展望



今回の取り組みが東京センチュリーの短期的な業績に与える影響は小さいとされますが、中長期的には企業価値向上に寄与することが期待されています。今後は、このパートナーシップを通じて、日本の経済社会の発展に貢献するための様々な取り組みが進められることでしょう。

各社の概要


  • - アドバンテッジパートナーズ:日本及びアジアを中心にプライベートマーケットへの投資プラットフォームを展開し、企業へのハンズオン支援を通じてリターンを最大化することを目指しています。

  • - 東京センチュリー株式会社:多様な金融サービスを提供する企業であり、リースなどの事業を基盤に様々な社会課題の解決に貢献しています。


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会社情報

会社名
東京センチュリー株式会社
住所
東京都千代田区神田練塀町3富士ソフトビル
電話番号
03-5209-6710

トピックス(経済)

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