NOSTERマイクロバイオーム賞
2025-10-28 19:08:30

NOSTERが主催する若手科学者支援シンポジウムでマイクロバイオーム賞授賞式を開催

NOSTERが主催する若手科学者支援シンポジウムでマイクロバイオーム賞授賞式を開催



2025年10月9日・10日、日本のNOSTER株式会社が、世界的に権威のある学術誌『Science』を発行する米国科学振興協会(AAAS)と共同で設立した「NOSTER & Science Microbiome Prize」のシンポジウムと第6回授賞式を京都で開催しました。この賞は、マイクロバイオーム(微生物叢)に関する研究を進める若手科学者を支援することを目的としています。

シンポジウムのハイライト


シンポジウムでは、今年度の受賞者たちがパネリストに招かれ、腸内細菌叢や皮膚微生物と宿主との複雑な相互作用に関する研究が紹介されました。特に、腸内細菌による代謝物が健康に与える影響や、今後の医療分野への応用について具体的な議論が交わされました。

授賞式の模様


授賞式では、代表取締役CEOの北尾浩平が参加し、受賞者に祝辞を贈りました。2025年度グランプリは、スタンフォード大学のDjenet Bousbaine博士に授与され、彼の研究は病原菌と共生微生物に対する免疫反応の違いに注目したもので、未来に向けた新しい治療法の開発に繋がると期待されています。

受賞者とその研究


受賞者の中で注目すべきは、Djenet Bousbaine博士が開発した“塗るワクチン”技術です。これは、皮膚に生息する常在菌を用いて、宿主があらかじめ免疫反応を形成することを合理化したものです。また、ファイナリストのAyele Argaw-Denboba博士は、腸内細菌叢と生殖細胞の関係について研究し、父親の腸内細菌が子どもの健康に影響を与える可能性を示唆しました。さらに、Mohammad Arifuzzaman博士は、食物繊維が腸内細菌に与える影響を探り、個別化栄養や新しい治療法の可能性に光を当てています。

このように、マイクロバイオーム研究の進展は、癌や免疫系疾患、消化器疾患など様々な疾患との関連を解明しつつあり、新たな治療法の開発に寄与することが期待されています。

NOSTERの今後の展望


NOSTER株式会社は、今後もこの賞を通じて若手科学者の支援を続け、マイクロバイオーム研究のさらなる発展を目指します。また、2026年度の募集も行われる予定で、これからも研究分野における新しいブレークスルーを期待する声が高まっています。マイクロバイオームの可能性を探求する研究が続く限り、人々の健康を脅かす疾患に対する新たな治療法の発展は続くでしょう。

詳細な情報や次年度の応募要項については、NOSTER公式サイトをチェックしてください。


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