原子力研究開発・基盤・人材作業部会 第23回開催 - 新燃料確保や政策方向性など議論

文部科学省は、原子力科学技術委員会の原子力研究開発・基盤・人材作業部会(第23回)を、令和6年7月5日(金曜日)に開催することを発表しました。

会議はオンラインと会場のハイブリッド形式で行われ、傍聴はオンラインのみとなります。議題は多岐にわたっており、「常陽」と呼ばれる原子炉への新燃料の確保・供給に関する議論、原子力バックエンド作業部会での議論の報告、そして今後の原子力科学技術に関する政策の方向性などが予定されています。

特に注目すべきは、「常陽」への新燃料の確保・供給に関する議論でしょう。「常陽」は、高速増殖炉の実証研究を行うために建設された原子炉ですが、近年は燃料供給が課題となっています。今回の会議では、この問題に対する具体的な対策や今後の展望が示される可能性があります。

また、原子力バックエンド作業部会での議論の報告も重要な議題です。バックエンドとは、使用済燃料の処理・処分に関する分野を指し、原子力発電の持続可能性を議論する上で欠かせない要素となっています。この作業部会でどのような議論がなされ、どのような報告が行われるのか、注目が集まります。

さらに、今後の原子力科学技術に関する政策の方向性も重要な議題です。日本政府は、原子力発電を重要な電源として位置付けており、その将来像を議論する上で、今回の会議での議論は大きな意味を持つと言えるでしょう。

会議への傍聴を希望する方は、文部科学省のウェブサイトから登録が必要となります。登録期限は、7月3日(水曜日)の13時までとなっています。登録を希望される方は、締め切りに注意して、登録手続きを行ってください。

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