日本化学工業が新たに二酸化炭素回収用の固体吸収剤を開発
日本化学工業株式会社(本社:東京都江東区)は、持続可能な社会の実現に向け、二酸化炭素回収・利用・貯留(CCUS)技術に貢献するための新しい固体吸収剤を開発しました。この製品は、地球温暖化の要因の一つである二酸化炭素の削減に向けて、新たな価値を提供するものです。
技術開発の背景
当社は、中期経営計画の一環として「成長戦略の推進と新たな価値の創造」を掲げ、事業の拡大と強化を目指しております。その中で、地球温暖化対策として注目されていますのが二酸化炭素の回収技術です。最近数年、世界的にこの分野が重要視されており、当社もその技術の進展に努めてきました。
具体的には、30年以上にわたるホスフィン誘導体の合成技術を活用し、二酸化炭素を効率的に吸収・脱離する化合物の開発に成功しました。この新しい固体吸収剤は、二酸化炭素を吸収する機能を持たせた化合物を球状シリカゲルに固定化しております。これにより、従来よりも高い効率での二酸化炭素の回収が可能となります。
環境対応の強化
地球温暖化問題に対する解決策の一つとして、二酸化炭素削減技術の重要性がますます高まっています。当社では、福島第二工場(福島県田村郡)にて、今回開発した固体吸収剤の実機製造を開始し、製品供給体制の充実を図りました。このプロジェクトを通じて、二酸化炭素削減技術のさらなる発展を目指し、環境に配慮した新たな市場の開拓に向けて取り組んでいく所存です。
イントロダクションとしての展示会出展
さらに、当社の固体吸収剤は、カーボンニュートラルを目指す企業様にとって新たな可能性を提供します。2025年9月には、幕張メッセで開催される「スマートエネルギーWEEK内CCUS EXPO2025」に出展します。この展示会では、多くの方々に当社の技術を実際に体験していただける機会を設けておりまして、ぜひブースにお立ち寄りください。
- - 出展先: スマートエネルギーWEEK内CCUS EXPO2025
- - 会期: 2025年9月17日(水)~19日(金)
- - 会場: 幕張メッセ
- - 小間番号: E10-47
お問い合わせ先
ご興味をお持ちいただいた方は、ぜひ日本化学工業株式会社のIR広報までご連絡ください。
TEL: 03-3636-8060
私たちは、新しい固体吸収剤の開発を通じて、持続可能な社会に向けた具体的な行動を展開してまいります。今後共、温暖化対策に向けた当社の取り組みにご期待ください。