乳酸菌OS-1010の効果
2025-09-29 13:19:37

植物性乳酸菌OS-1010™が持つ革新的な健康機能とその効果加速

植物性乳酸菌OS-1010™の新たな機能性



株式会社大阪ソーダと神戸薬科大学の共同研究チームは、植物性乳酸菌OS-1010™(Fructobacillus fructosusOS-1010)の革新的な機能性を示す研究結果を発表しました。この研究では、マウスを使って、同菌の加熱殺菌体を摂取した場合の生理的・生化学的機能を検証したところ、抗肥満、筋力低下の抑制、肝機能の改善といった効果が確認されました。

研究の経緯



この研究は、マウスを通常食、高脂肪食、高脂肪食に植物性乳酸菌OS-1010™を加えた三つの群に分け、13週間にわたり観察を行いました。特に高脂肪食を摂取したグループと比較して、OS-1010を摂取したマウスでは以下の有意な結果が得られました。

1. 体重の増加が抑えられた
2. 筋力低下が抑制された
3. 血中のHDLコレステロールの上昇
4. 肝機能障害の指標であるALTの低下

このように、植物性乳酸菌OS-1010™の摂取が、体重管理や筋力の維持において重要な役割を果たしていることが示唆されています。

ミトコンドリアの役割



近年、ミトコンドリアの機能低下が肥満や筋力低下の一因として注目されています。本研究では、OS-1010がエクソソームを介して筋肉細胞のミトコンドリア活性化に寄与するというエビデンスも得られました。ミトコンドリアはエネルギー産生に不可欠な細胞小器官であり、その機能が向上することで、体全体のエネルギー代謝に良い影響をもたらします。

研究成果の詳細



具体的には、マウスの一般的な食事群(ND)や高脂肪食群(HFD)と比較して、HFDにOS-1010を加えた群(HFD+OS-1010)では、13週間後の体重増加が有意に抑制され、筋力テストでも高い数値が示されました。このことから、OS-1010が高脂肪食による筋力の低下を防ぐ可能性があることが分かりました。

また、血液検査では、HFD+OS-1010群でHDLコレステロールが増加し、肝機能障害マーカーのALTも低下することが確認されました。

骨格筋の遺伝子解析



骨格筋における遺伝子の発現解析からは、ミトコンドリア生合成に関与するSirt1遺伝子や、ATP産生に重要な複合体IIIのサブユニット遺伝子がアップレギュレーションされていることがわかりました。これにより、骨格筋のミトコンドリアの数が増加し、エネルギー効率が向上することが示されています。

植物性乳酸菌OS-1010™の特徴



OS-1010は2020年に発見され、当社の独自技術で製品化された植物性乳酸菌です。エイジングケア素材として、体の根本的な健康を向上させる期待があり、美容や健康をサポートする食品としての活用が進められています。

このように、植物性乳酸菌OS-1010™はさまざまな健康機能を持ち、今後の研究と開発が期待されます。さらに詳しい情報は、国際学術誌『Scientific Reports』に掲載された研究論文を参照してください。

論文情報

用語解説


  • - HDLコレステロール: 「善玉コレステロール」として知られ、余分なコレステロールを回収する役割を担います。
  • - ミトコンドリア: 体内でエネルギーを産生する重要な役割を果たす細胞小器官です。
  • - エクソソーム: 細胞から分泌され、細胞間の情報伝達に重要な役割を持つ小胞です。
  • - ATP: エネルギーの源として重要な役割を果たす分子です。



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会社情報

会社名
株式会社大阪ソーダ
住所
大阪府大阪市北区梅田三丁目2番2号 JPタワー大阪19階
電話番号
06-7733-1005

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