脳血管内治療支援
2022-06-03 10:00:15

遠隔医療の新時代到来!脳血管内治療支援サービスが始動

新しい医療支援の形、"DxDoor Neuro"の登場



株式会社ベーシックが、脳血管内治療に特化した遠隔指導支援サービス「DxDoor Neuro」を2022年6月3日よりスタートしました。このサービスは、同社が開発した「DxDoor」という遠隔指導システムを基に作られたもので、順天堂大学との共同研究によって、脳血管内治療の教育現場を大きく変える可能性を秘めています。

サービスの進化と特徴



「DxDoor Neuro」は、医師が脳血管内治療を受ける際に必要な機能を充実させたサービスです。手術中のリアルタイムコミュニケーションを可能にするために、画像の解像度や音声の品質を迅速に調整する機能が新たに追加されました。これにより、通信環境が安定しない場合でも、医師同士の円滑な意思疎通が実現できます。

さらに、複数の血管撮影画像を選択して表示できる機能や、画面上でポインタを使用する機能、ペンツールやチャット機能を活用し、多士業間でのコミュニケーションを促進。これまでにない利便性を提供し、脳血管内治療におけるサポート体制を強化しています。

開発の背景



脳血管内治療は、主に脳卒中を引き起こす脳血管疾患の治療法で、経皮的に細い管(カテーテル)を血管内に挿入して行います。この手法は頭部を切開することなく治療ができるため、患者の負担を軽減できるという大きな利点があります。しかし、日本国内での脳神経血管内治療の専門医や指導医が十分に整備されておらず、地域や医療機関によって治療の質に差が生まれています。これに対処するために、ベーシックは、遠隔地にいる医師が経験豊富な指導医から支援を受けられるシステムを開発しました。

今後の展望



「DxDoor Neuro」は、今後の医療現場において必須のツールとなることが期待されています。医療従事者の指導体制が強化されることで、脳血管内治療の専門知識が普及し、より多くの患者に対して質の高い治療が提供されるでしょう。これにより、脳卒中患者の予後改善や治療の安定性がさらに向上することが期待されます。これらの進展は、医療界全体にポジティブな影響を与えるに違いありません。

まとめ



このサービスによって、脳血管内治療の現場がより効率的に、そして効果的に運営されることが期待されます。医療の現場において、電子的な通信技術が新たな可能性を開く時代が到来したと言えるでしょう。

会社情報

会社名
株式会社ベーシック
住所
東京都新宿区高田馬場1-31-18高田馬場センタービル
電話番号
03-3204-2241

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