超撥水材料「HIREC」新シリーズの登場
NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)は、2025年11月17日に新しい超撥水材料「HIREC®」のPFASフリーシリーズの販売を開始すると発表しました。これは、環境への負担を軽減しつつ、優れた撥水性能を保つために設計された次世代型の材料です。
PFASフリー設計と撥水性能
「HIREC」シリーズは、従来の製品と同様、初期接触角が150度以上と非常に高い撥水性能を誇りますが、PFAS(有機フッ素化合物)を一切含まない設計となっています。このフッ素フリー設計は、環境規制への対応だけでなく、持続可能な社会を目指す上で非常に重要です。
- - 環境負荷の低減:PFASは環境中に残留しやすく、企業の社会的責任が問われる中で、NTT-ATはより安全な素材を提供します。
- - 高性能の維持:従来のHIREC系列と同様の撥水性を維持しており、使用者が求める実用性を損なうことはありません。
製品ラインナップと特徴
今回の新シリーズには、二つのタイプが用意されています。ひとつは水系タイプの「HIREC PFW9」、もうひとつは溶剤系タイプの「HIREC PFS10」です。
1. HIREC PFW9(水系タイプ)
- - 安全性:非危険品の水系塗料であり、小型の保管・輸送が容易です。
- - 環境配慮:環境に優しい選択肢です。
- - 撥水性能:優れた撥水性能を保持しています。
2. HIREC PFS10(溶剤系タイプ)
- - 速乾性:塗布後の待機時間を大幅に短縮。
- - 耐久性:過酷な条件下でも安定した性能を発揮します。
共通して、これらの製品は水滴の初期接触角が150度以上という超撥水性を誇ります。これにより、雨や雪、氷の付着を防ぎ、多様な分野での活用が期待されています。特に通信、電力、鉄道、道路、気象といった屋外インフラや、さらには芸術分野にも対応できる可能性があります。
可視光透過率の向上
また、可視光透過率が従来のHIREC450の約5%から約40%に向上したことにより、表示板などへの適用がしやすくなりました。塗布方法についても、エアスプレーはもちろん、刷毛やローラーなど多様な方法に対応可能です。
販売開始とキャンペーン
新シリーズの製品は、2025年11月17日から販売が開始されます。ユーザーには、初期キャンペーンとして特別価格で提供される予定です。詳細な価格や購入については、NTT-ATの公式サイトまたは窓口まで問い合わせが必要です。
今後の予定
さらに、NTT-ATは手軽に塗布できるスプレー缶タイプの製品を2026年上半期に発売予定です。これにより、ユーザーがより簡単に超撥水性の利点を享受できるようになります。
まとめ
NTTアドバンステクノロジの「HIREC」新シリーズは、環境への配慮をしながらも高性能な撥水素材を提供することで、さまざまな場面での活用が期待できます。ぜひその情報をキャッチアップしてみてください。
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