SPINDLEのBTNサービスが提供する新たな金取引
2019年9月1日、SPINDLE FRACTAL ZONE LTD.は、ZETAプラットフォームで金現物の所有権をブロックチェーン上で管理する新サービス「BTN」の提供を開始しました。CEOの平井政光氏が率いるこのプロジェクトは、金の取引に革命をもたらすことを目的としています。
BTNサービスの概要
BTNは、英国に拠点を持つ発行体BTJ-UKが保管する金の所有権を管理し、ブロックチェーンを通じて取引できる画期的なサービスです。この技術を用いることで、所有者間の取引を容易に行えるだけでなく、2019年第4四半期には欧州やアジアを含む仮想通貨取引所への上場も予定されています。これにより、取引所での金の取引がさらに普及することが期待されています。
物理的な金の課題を克服
金は歴史的に信頼される価値の保存手段ですが、真贋の鑑定や物理的な特性からくる取引の困難さがありました。BTNサービスは、このような課題をブロックチェーンの特性を活用することで解決します。これにより、金の所有権移転に伴う面倒を軽減し、取引のしやすさを格段に向上させることが可能になります。
さらに、BTNではオーストリア、ドイツ、ハンガリー、エストニア、スイス、カナダ、シンガポールなど、世界7ヵ所の金保管所から金現物の発送ができるサービスも整備しています。これにより、利用者は物理的な金の受け取りも選択可能になるのです。
新たな金の購入方法
従来の金取引は主に店頭によるものが支配的であり、その結果、価格の不均一性や真贋の問題が発生します。BTNは、スマートコントラクトとブロックチェーン技術を駆使して、投資家がシームレスに金の取引を行える環境を提供します。これにより、個人投資家もより自由に、そして安心して金への投資を行うことが可能になります。
金を裏付ける決済手段
金現物は非常に安定した価値を持つ資産ですが、その取引は非常に複雑でした。BTNは、オリジナルウォレットを活用し、安定した金の特性を生かした決済手段を提供します。また、将来的には欧州やアジアの市場でもパートナーとの協力によりこの決済手段の拡大を図る計画です。
安定的な価値を提供する仮想通貨
BTNは金とペッグすることで価格の安定性を保持し、新たな価値の移転手段を創出します。これにより、仮想通貨投資だけでなく、より広範な投資手段としても安定した価値を提供することが可能です。特に、ボラティリティの高い仮想通貨市場において、安定した価値を求める投資家にとってBTNは魅力的な選択肢となるでしょう。
まとめ
ZETAプラットフォームで開始されたBTNサービスは、従来の金取引のあり方を一新し、投資家や運用者に新たな選択肢を提供します。SPINDLEプロジェクトは、このサービスを通じてブロックチェーン技術の実用的な活用例を示し、より広範な社会への導入を果たすことを目指しています。今後の展開が非常に楽しみです。
この件に関するお問い合わせは、
SPINDLE FRACTAL ZONE LTD.の公式ウェブサイトをご覧ください。