エビデントの革新が評価される
2025年度のグッドデザイン賞で、株式会社エビデントが手掛けるデジタルマイクロスコープ「DSX2000」と倒立型リサーチ顕微鏡「IXplore IX85」が受賞しました。この賞は、日本のデザインを評価する制度で、優れたデザインと機能性を備えた製品が選ばれます。
デジタルマイクロスコープ DSX2000
DSX2000は、品質管理および研究開発の現場に特化して設計された製品です。直感的なインターフェースを持ち、ユーザーが容易に操作できるように工夫されています。特に、4Kを上回る超高解像度で画像を取得でき、検査・測定・分析・レポート作成がスムーズに行えることが高く評価されました。
審査員の評価
審査員は、「複雑化する部品検査において、本製品が効率性と再現性を大幅に向上させる期待がある」とコメント。さらに、ユーザーの習熟度に左右されずに使える点もポイントです。このような設計哲学が、製品の美しさにも反映されています。
倒立型リサーチ顕微鏡 IXplore IX85
IXplore IX85は、ライフサイエンス研究における多様なニーズに応えるために開発されました。この顕微鏡は、高精度な視野を提供しつつ、業界初のシリコーンゲル浸対物レンズを搭載しており、複雑なイメージング要求にも対応可能です。さらに高い拡張性と直感的な操作インターフェースにより、研究の効率化を実現しています。
審査員の評価
「高精度な観察を簡便に行える」との評価を受け、特にライブセルイメージングへの対応能力の向上が期待されています。エビデントの30年以上にわたる経験が、この製品の設計において充分に活かされており、ユーザーに寄り添う姿勢が際立っています。
今回の受賞の意義
エビデントは、常に先進技術とユーザー中心の設計を重視してきました。顕微鏡におけるイメージングの革新は、研究者や医療従事者にとっての新たな可能性を開くものです。これからも、より良い未来を築くために努力を続けていくとしています。
グッドデザイン賞について
グッドデザイン賞は、1957年に創設された日本を代表するデザインの評価制度です。優れたデザインを広く普及させることを目的としており、そのシンボル「Gマーク」は、質の高いデザインの証となっています。
会社概要
エビデントは、東京都に本社を構え、医療やマテリアルサイエンスの発展に貢献する製品を数多く展開してきました。研究開発の拠点を日本、米国、ドイツ、中国に持ち、世界中にサービスを提供している最前線の企業です。今後も「隠された答え」を解き明かし、新たな発見に貢献することを目指しており、顕微鏡技術の発展に貢献し続ける姿勢を貫いています。