使用済みIT機器回収
2025-01-29 13:16:22

シュナイダーエレクトリックが日本で使用済みIT機器回収を拡充

シュナイダーエレクトリックが、日本国内におけるIT環境への使用済み製品の回収体制を新たに強化しました。この取り組みにより、特にサーバールームやデータセンターで多く使用されるリチウムイオンバッテリーを含む、様々な機器の回収が可能となります。また、回収の対象はUPS(無停電電源装置)を含む周辺機器まで広がり、より包括的なリサイクルが実現します。

この新しい回収システムは、2月1日から正式にスタートします。特筆すべきは、回収先が従来の1か所から8か所に拡大したことで、全国各地からの機器回収がより便利になった点です。対象となる機器には、サーバーラックやケーブル、その他アクセサリーも含まれており、IT機器のメンテナンスや入れ替えに伴い発生する廃棄物の取り扱いが一層効率的になります。

シュナイダーエレクトリックは、エネルギーマネジメントやオートメーションの分野においてデジタルトランスフォーメーションをリードする企業です。特にAPCブランドとして知られる無停電電源装置(UPS)では、日本市場に1996年から進出し、製品のリサイクル活動に注力してきました。新たに導入された「Trade UPS」プログラムでは、新しくAPCのUPSを購入した顧客から、使用済みUPSを無料で引き取る特色があります。このプログラムにより、過去には数多くのリサイクル事例が生まれてきました。

新しい回収の拡大は、特にリチウムイオンバッテリーを含む危険素材の取り扱いにまで対応するようになりました。これにより、収集された機器の90%以上がリサイクルされ、環境に優しい循環型経済の循環が促進されます。そして、シュナイダーエレクトリックはこれらの取り組みにより、持続可能な未来の実現に寄与することを目指しています。

加えて、2024年11月からはすべての製品に対して環境負荷に関する詳細なデータシートを公開する「Environmental Data Program」が開始されることも注目です。このプログラムにより、製品ライフサイクル全体での環境への影響を透明に示し、顧客がよりサステナブルな選択を行えるよう支援します。

シュナイダーエレクトリックの企業理念は、すべての人がエネルギーや資源を効率よく活用できるようにすることです。「Life Is On」というスローガンのもと、持続可能性と進歩を両立するための取り組みを行っています。150,000人以上の従業員と、100万を超えるパートナーから成るエコシステムを活かし、100箇国で事業を展開しているこの企業は、これからも環境に配慮した製品やサービスの提供を進めていくことでしょう。

詳しい回収方法や発送先に関しては、シュナイダーエレクトリックの公式ウェブサイトをご確認ください。使用済み機器のリサイクルを通じて、持続可能な社会の実現に向けた一歩を踏み出すことが期待されます。

会社情報

会社名
シュナイダーエレクトリック
住所
電話番号

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