量子技術人材育成
2024-04-09 14:55:30

新たな量子技術の人材育成プログラムが始動 - 産学連携で未来を担うリーダーを育てる

新たな量子技術人材育成プログラム



沖縄の地にて、先進的な量子技術の基盤づくりとその社会応用を促進する取り組みが始まりました。特に注目を集めているのは、沖縄科学技術大学院大学(OIST)と一般社団法人量子技術による新産業創出協議会(Q-STAR)、株式会社スキルアップNeXtが推進する「産学連携による量子人材育成プログラム」です。このプログラムは、日本の量子産業を牽引するリーダーを育てることを目的としています。

1. プログラム概要



この量子人材育成プログラムは、教育プログラムと研究技術プログラムの2つのコースから構成されており、両者を通じてビジネスサイドと研究開発サイドの専門家を育成します。また、国際的な舞台でのリーダーシップを発揮できる人材や、量子技術の利活用を促進するためのスキルを身につける機会も提供されます。特に、グローバルリーダー・プログラムも設けられ、国際的な環境で活躍できる人材を育てることを重視しています。

2. 参加者募集について



プログラムの参加者は、2024年6月より受け入れが開始され、定員は30名で、無料で参加できます。参加希望者は公式の専用フォームから申し込みを行うことが求められています。さらに、プログラム開始に先立ち、4月18日には東京大学で個別相談会が開催される予定です。この相談会では、参加希望者が教育コース・プログラムの詳細や研究テーマのマッチングについて具体的な情報を得ることができます。

3. 背景と目的



日本政府は「量子未来社会ビジョン」を掲げ、2030年までに量子技術の利用者を1000万人に拡大する計画を打ち出しています。しかし、その実現に向けては、学術界に留まらず、産業界でも幅広い知識を備えた人材の育成が必要です。このプログラムでは、研究開発だけでなく、マーケティングや経営においても活躍できる人材を育て、量子技術の利活用を加速することを目指しています。

4. 各者の役割



プログラム実施にあたっては、OISTが教育プログラムの設計・実施を担当し、Q-STARが産業ニーズの調査を行い、連携を深めています。その一方で、スキルアップNeXtは量子教育の運営システムの開発を担い、フィードバックの分析を行います。

5. 進捗状況



現在、プログラムの説明や実施へ向けた準備が進められています。産学の意見交換も行われており、教育コース・プログラムと研究技術プログラムが着実に進化しています。これにより、量子人材の育成が一歩前進し、未来の社会に貢献する人材が輩出されることを期待しています。

お問い合わせ先


会社情報

会社名
一般社団法人量子技術による新産業創出協議会
住所
東京都新宿区箪笥町43新神楽坂ビル2階
電話番号
03-5229-6883

トピックス(科学)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。