SKKがServiceNowのHRSDを導入しビジネス成長を目指す
株式会社総合教育研究所(SKK)とServiceNowの新たな連携
株式会社総合教育研究所(SKK)は、ServiceNowのHRサービスデリバリ(HRSD)を自社に導入し、ビジネスの強化を図ると発表しました。この取り組みは、2024年12月の導入を予定しており、2025年5月には本格稼働を始めることが決まっています。
SKKは1987年に創設され、長年にわたって大手企業向けに人事システムの導入を行ってきました。また、PMOやコンサルティング的な役割にも豊富な実績があります。近年は、ITサービス管理(ITSM)の領域でServiceNowのC&Iパートナーとして顧客向けサービスを強化しています。
この度のHRSDの導入は、SKKがその知見を活かし、人事・総務部門のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めるための重要なステップと位置づけられています。加えて、カスタマーサービス管理(CSM)やNow Assist for Creatorも導入することで、サービスの幅を広げ、競争力を高めることを目指します。
HRTechクラウド市場の成長を背景に
HRTechクラウド市場は2024年度に前年比128.5%の成長を見込んでおり、2028年度までの中期展望でも25-30%の成長が予想されています。この背景には、仕事における人的資本の経済的価値を高める「人的資本経営」の重要性が浸透しつつあり、AIによる機能拡充が進んでいる点が挙げられます。
SKKはこの市場の成長をチャンスと捉え、ServiceNowの力を借りて顧客の人事・総務部門のDX支援を強化していく考えです。さらに、2025年12月までにServiceNow事業を2倍に拡大し、2026年中にサービスの専門パートナーに昇格することを目指しています。
SKKのサービス成長計画
SKKは、ServiceNowを駆使して3つのフェーズに分けた成長計画を策定しました。まずフェーズ1では、HRSDを用いた従業員ライフサイクル管理の実現を目指します。具体的には、従業員の採用から退職までを自動化し、生産性を向上させる取り組みを行います。
次にフェーズ2では、中小企業向けにHRSDを展開するためのフレームワークを作成し、ServiceNowのITSMを導入して社内の問い合わせを効率化します。
さらにフェーズ3では、顧客問い合わせポータルを構築し、業務の自動化を進める計画です。これにより、主に中小企業が直面する人事管理のDX推進を支援するためのテンプレートも提供する見込みです。
AIの活用とデジタルワークフローの整備
SKKのHRSD導入は、AIを活用した機能強化を見込んでおり、効率的な人事管理を支援する基盤の強化を図ります。ServiceNowのプラットフォームは、社内外の業務がシームレスに連携できるデジタルワークフローの整備を重点的に進めているため、SKKの人事システムとの連携も大いに期待されています。
最後に、ServiceNow Japanとの連携によって、これらの取り組みが加速することが期待されています。両社はビジネスの成長を目指し続け、顧客が抱える課題の解決に向けて連携しながら新しい価値を提供していく考えです。これにより、SKKは今後も人材に関連する分野でのさらなる革新を進め、企業価値の向上を図ることを目指します。
会社情報
- 会社名
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ServiceNow Japan合同会社
- 住所
- 東京都港区赤坂赤坂1-12-32アーク森ビル
- 電話番号
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03-4572-9200